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グリース2

グリース2

GREASE 2

114

YYさん

5.0

1作目よりも2作目の方が素敵

 1作目ジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートンジョン主演の『グリース』の続編、ダニー(トラボルタ)やサンディ(オリビア)卒業後のライデル高校の生徒達がくり広げる青春群像劇。全作は1950年代後半であったが、今作は1961年の物語で、ダンス・コンテストではなく、タレント・ショーがクライマックスとなります(イベントが多い学校だ)。  ライデル高校の名物ツッパリグループ“T・バーズ”と“ピンク・レディース”は代を重ねつつ健在。現在のT・バーズのリーダー ジョニー(エイドリアン・ズメド)とピンク・レディースのリーダー ステファニー(ミシェル・ファイファー)は付き合っていたが、最近はうまくいっていない様子。そんな彼らの前に、新学期を迎えた日、転校生としてサンディの従兄弟で優等生のマイケル(マックスウェル・コールフィールド)がやってくるが、マイケルは、ステファニーに恋をし、彼女の理想の男“クール・ライダー”となるために、密かにバイクを購入し特訓する・・・という物語。  1作目よりも、ダンスや歌のシーンが多く、ミュージカルとしての見所が多い作品で、ジョン・トラボルタのような突出した存在がいない代わりに、主人公のステファニー&マイケルだけじゃなく、彼女たちの友人・クラスの仲間・学校の先生達のエピソードが、より深く描かれた群像劇となっていて、個性的な学生が多いけれど、クラス内は、よくまとまっていて好印象(学校が荒れてない)を受けました。みんながクライマックスのタレント・ショーへ向けて奮闘する様が純情でダサダサな感じで、なかなか青春していて、可愛かったと思います。  ミュージカルシーンについては、主役2人がいまいち(ほとんど歌うシーはありません)なのですが、ジョニー役のエイドリアン・ズメドや他のクラスメイトたち特に双子の女の子(名前が解らないのが残念)が大活躍します。特にボーリング場のシーンは、とても楽しくて素敵です。  ミシェル・ファイファーが「Cool Rider」という曲を歌うシーンがちょっと笑えた(どうりで歌うシーンが少ないと思った→その分演技で勝負だね)のと、ピンク・レディースがタレントショーで歌った「Girl For All Seasons」が耳についてしまいました。  この作品は、ストーリーがグズグズで行き当たりばったりな感じのする、しかもミュージカル映画の態すらなしていない1作目よりも、コンパクトにまとめられた(おそらく低予算のせい)ことで、ミュージカル映画としてもよくできているのは勿論、主人公の恋の行方とその仲間達の学園生活をしっかり描いた、楽しく解りやすいストーリーで、良質の青春映画に仕上がっていると思います。  そういえば、『デートウィズドリュー』の主人公ブライアン・ハーズリンガーは、『グリース2』が好きかどうかを、彼の友人になれるかどうかの判断に使っていた(この映画が好きな人となら、友達になれるそうです)なぁ。

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