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狂った夜 (1959)

LA NOTTE BRAVA

監督
マウロ・ボロニーニ
  • みたいムービー 3
  • みたログ 14

3.92 / 評価:12件

発掘良品を観る #402

  • 一人旅 さん
  • 2017年12月7日 14時12分
  • 閲覧数 349
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
マウロ・ボロニーニ監督作。

ローマを舞台に、無軌道な若者たちの姿を描いた青春ドラマ。

ピエル・パオロ・パゾリーニの脚本をマウロ・ボロニーニ監督が映像化した青春ドラマで、首都ローマに生きる貧しい若者たちの荒んだ一夜をモノクロの映像の中に綴っています。

貧しさから盗みを働く二人の若者が盗品のライフル銃を故買屋に売却したことを発端として、大金を巡って仲間同士の対立が露呈していくその顛末を描いたイタリア産「虚しき青春譚」。高級車を乗り回す金持ち青年とは対照的に、主人公は経済的に貧しく盗みを働いて日銭を稼ぐしかない。仕事はないので、盗み以外にやることと言えば仲間同士のどんちゃん騒ぎと憂さ晴らしの喧嘩。そんな中、急に大金が手に入ったことで、その所有を巡って主人公や彼らが拾った娼婦ら若者の一群の間で心理的探り合いと騙し合いが繰り広げられるのです。金のために親友を裏切り、裏切られた方も金のために親友を見捨てる。友情も金の誘惑には結局勝てず、貧しさが若者同士の関係を翻弄・破壊していくさまを退廃的ムードの中に映し出しています。

金持ち宅を訪れた主人公が香水を無造作に振りかけるシーンや、女と遊び尽くした末に残った僅かな金をくしゃっと丸めて投げ捨てるシーンなど印象的な演出が多く、ローマに生きる底辺層の若者の経済的困窮と金に左右される青春の虚しさがひしと伝わる作劇です。名匠ピエロ・ピッチオーニのアンニュイな音楽も本作の作風にぴったり合います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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