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悪魔のサンタクロース/惨殺の斧

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧

SILENT NIGHT, DEADLY NIGHT/SLAYRIDE

79

一人旅

3.0

なまはげになったサンタクロース

チャールズ・E・セリアー・Jr監督作。 その過激な内容で物議を醸した80年代カルト映画で、サンタクロースが殺人鬼となって大暴れするスプラッターホラーです。 幼い頃に両親をサンタクロース姿の殺人鬼に惨殺された18歳の青年が、クリスマスイブの夜、職場であるおもちゃ屋でサンタの扮装をさせられたことを発端に、心の奥に眠っていた幼き日のあの悪夢が呼び覚まされ、斧を手に人々を惨殺して回り始めるというカルトホラーで、子どもの憧れの存在であるサンタクロースに扮した青年による血みどろの凶行が鮮烈な“子ども泣かせ”な問題作となっています。 別にサンタである必要はないのにあえてサンタを恐怖の対象に仕立て上げたことで、PTAや宗教団体から猛抗議を受けた訳ありカルトムービーですが、電飾ワイヤー・弓矢・斧・鹿の剥製…と多彩な凶器で人々を惨殺していく光景は、本物の色合いに寄せた流血&血飛沫と犠牲者役の迫真演技によりリアルな仕上がりとなっていますし、B級映画に不可欠なお色気カットもきちんと盛り込まれています。 『サンタが殺しにやってくる』(81)に続く“サンタホラー”で、本作での各方面からの反発にもめげず続編『悪魔のサンタクロース2/鮮血のメリークリスマス』(87)まで制作されています(2012年にはリメイク版も…)。

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