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黒い瞳 (1987)

OCHI CHYORNYE/OCI CIORNIE/DARK EYES/BLACK EYES

監督
ニキータ・ミハルコフ
  • みたいムービー 26
  • みたログ 128

4.38 / 評価:47件

哀切と滑稽と

  • big***** さん
  • 2013年5月2日 1時29分
  • 閲覧数 1139
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ユーザーレビューがたったの9件ですか???
ありえない!!こんな美しい映画。
でも、美しいだけじゃない、滑稽でもあり、苦くもあり、哀しくもあり、切なくもあり、愛くるしくもあり・・・・。
こんな不倫はしたことないし、することもないと願いますけど、でも、何だかこういう愛に苦しむ気持ちに共感してしまうのは何なんでしょうか?
不倫でなくても、生きていれば、自分の思い通りに生きていけない苦しみ、哀しみを感じ、それを可笑しさで隠してしまう、そんな主人公と同じことをしてるからでしょうか。
しかも、ここに出てくる人たちは主人公も含めて、アンナもその旦那さんも、皆自分の望むものを手に入れることが出来ず、それでも生きていってる人たち。
人生って、そんなもんですよ。
自分のしたいこと、欲しいものの半分も手に入ればいい方ですから。

皆さんが言うように、これはマストロヤンニの代表作ですよね。
海外では、特に日本ではソフィア・ローレンと並んでイタリアの代表的な役者というイメージですが、実際イタリアに住んでみると、意外と彼は役者としては二番手って感じなんですよ。
例えば、ウーゴ・トニャッツィ、ヴィットーリオ・ガスマン、ニーノ・マンフレディ、ジャン・マリア・ヴォロンテなんて人たちは、死後も特集番組組まれてますけど、マストロヤンニの人生を語った番組って見たことない・・・・。
もう、上記の人たちはイタリアでは国民的俳優ですから。
私も上記の役者たちの映画を見て、マストロヤンニは二番手だなって納得。
イタリアに住むまでは知らなかったけど、役者としての格は比べようがないです。

でも、この映画のマストロヤンニはうまかったですね。
キャスティングが功を奏したと言えますよね。
女好きで優柔不断で軽妙で、ちょっと軽薄な感じもあり・・・というマストロヤンニの役者としてのタイプがこの映画の役にはまってるんですよね。
実生活の彼はどういう人だったかは知りませんよ。
そして、アンナ役を演じた女優さんも、ロシアの田舎の純朴な女性って役にぴったりはまってますよね。
一方、妻役のシルヴァナ・マンガノは対照的で気位高く、ちょっと計算高い女性というイメージ。
まずは、このキャスティングで半分以上成功してると思います。

そして、ミハルコフの柔らかい光を使った映像美。
思い出話を語るストーリー展開も話に引き込まれる。

何度も見返したい映画の一つですよね。
多分、見たときの年齢で感じるものも違ってくると思います。

詳細評価

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