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決断の3時10分 (1957)

3: 10 TO YUMA

監督
デルマー・デイヴィス
  • みたいムービー 6
  • みたログ 116

3.51 / 評価:39件

心が試される、決断のとき

  • 一人旅 さん
  • 2018年11月15日 22時45分
  • 閲覧数 671
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

デルマー・デイヴィス監督作。

捕らわれた強盗一味の首領と彼を目的地まで護送することになった牧場主の駆け引きを描いた西部劇。

米国人作家:エルモア・レナードが1953年に発表した短編小説「3:10 To Yuma(3時10分ユマ行)」をデルマー・デイヴィス監督が映像化したモノクロ西部劇で、本作は2007年にラッセル・クロウ&クリスチャン・ベイル主演により『3時10分、決断のとき』としてリメイクされています。

駅馬車への強盗を繰り返していた犯罪一味の首領を牢獄のあるユマまで護送する役目を買って出た牧場主の姿を描いた作品で、3時10分のユマ行の列車に乗車すべく田舎町から駅を目指す牧場主&首領の道程と、駅近くのホテルで待機することになった二人の意外な行く末を映し出しています。

男同士の心理的駆け引きに主眼を置いた異色の西部劇であります。干ばつにより経済的に困窮している牧場主に対して、首領は自身の解放の見返りに多額の報酬を約束するという甘い話を持ち掛けます。正義と欲望の狭間で牧場主の心が揺れ動く中、列車の発車する3時10分まで刻一刻と時間が過ぎていく――。主人公の心の揺れがひりひりとした緊張感の中に活写されていて、加えて、首領を奪還すべく迫りくる手下達の動向が彼の不安と焦りを助長していきます。

元々金の為に護送役を買って出た貧しい牧場主の、正義と責任と恐怖と欲望を巡る孤独な心理的葛藤と、決断。単純明快なガン・アクションではなく卓越した心理描写で魅せ切った西部劇で、護送する者とされる者の緊迫した二者関係が物語を引っ張っている点が特長になっています。

首領を演じたグレン・フォードの存在感が圧倒的で、悪党にも関わらず理性的な話し方を貫く妙演を見せています。彼の発言に翻弄される牧場主役はヴァン・ヘフリン。生真面目さと心の弱さが顔に出た、まさに適役であります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
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