原子怪獣現わる

THE BEAST FROM 20,000 FATHOMS/PANIC IN NEW YORK

80
原子怪獣現わる
3.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • cyborg_she_loves

    3.0

    特撮は合格点です、が……

    特撮は十分に合格点だと思います。  カクカクしたストップモーション撮影の動きに文句をいう人も多いようですが、それを言うなら逆に着ぐるみは、人間の体形と大きく異なる生物を作れないという制限がある。「四つんばい」の着ぐるみ怪獣はどうしても「ひざ」で歩く不自然な生き物になる。  その点この映画のリドサウルスの造形は、ゴジラよりはるかに恐竜っぽさをうまく表現してます。  着ぐるみではありえない造形。  ゴジラは現実の恐竜とは完全に別物のモンスターですが、このリドサウルスは「恐竜が現代によみがえった」という設定をうまく映像化できてる。  この映画の満足度があんまり高くないのは、それ以外の部分の出来が悪すぎるからです。せっかくの高い特撮技術をぜんぶ台無しにしてる。  何より不満なのは、私みたいな怪獣映画ファンは怪獣が見たくて映画を見るのに、この映画では肝心の怪獣が本格的に暴れ出すのは80分の映画の最後の20分だけということ。  あと1時間は延々と、怪獣を見たと信じない人々をどうやって説得するかとか、物理学者のトムと古生物学者のリーとがイチャイチャするシーンとか、「そんなんどうでもええから早よ怪獣見せてえな」と言いたくなってくる。  (余談ですが、リー役のポーラ・レイモンドさんは、学者というよりホステスみたいな外見で、あーやっぱりこの時代のアメリカ映画は美男美女の恋愛話がどっかに入らないと観客は入らなかったのかなーとか余計なこと考えました。)  どなたかも書いてましたが、怪獣映画はパニック映画でもあるはずなのに、市民が全然本気でパニクってないのも致命的です。  だいたい、怪獣が建物を壊しまくってるのを見て群集が地下街へ逃げるって、それ、頭悪すぎない? (出入り口が瓦礫でふさがったらどうなるかぐらいも想像できないなんて)  ビルをめちゃめちゃに破壊してる怪獣にむかって拳銃ひとつで立ち向かおうとする警官とか、とにかく出てくる人々がみんな頭悪すぎます。  これ、製作者が民衆というものをどう見てるかが見事に表われてますね。科学者以外はみんなバカ、と製作者は思ってる。  不愉快。  てなわけで、ま、怪獣映画ファンの皆さんは、最後の20分ぐらいだけ見れば十分です。  それ以前の1時間は、この時代のアメリカ人独特の偏見が表われてるのをつきとめてやろう的な歴史学者モドキの興味があるのでもないかぎり、見なくていいと私は忠告しておきます。

  • 柚子

    3.0

    ガオガオ~ッ

    何億年も前に絶滅した恐竜が、放射能を帯びて、復活(+o+) 海から陸へ上がり、街を破壊していく ひたすら銃撃される怪獣くんに、ちょっと同情してしまう(^-^; 放射能汚染物体なのだが、皆さん、結構無防備で驚く ハリーハウゼンの怪獣くんが見たくて録画してみたが、怪獣映画としても堪能できて、良かった(^.^) 怪獣映画は細かい事なんて、どうでもいいのさ!(^^)! 昔懐かしのウルトラマンのノリの怪獣映画が好きなので(^.^)

  • oce********

    4.0

    ゴジラとそっくり!

    製作年数はたったの1年違いだが、「ゴジラ」の元ネタにもなっている映画。 設定も非常に似ており、核爆発によって現れた放射能の影響で、氷河の中の恐竜が現代に蘇るという展開。 街中に姿を見せるとこや撃退方法なども、「ゴジラ」に非常に似ている。 今見ればたやすい特撮だろうが、恐竜の造形をこの時代に再現するレイ・ハリーハウゼンの特撮は無視できない。 車やビルを破壊するリアルなミニチュアとの組み合わせは面目躍如といったところ。 これを見た後「ゴジラ」を見るとより楽しめるかも。

  • カーティス

    3.0

    日米モンスター観の差

    ハリーハウゼンの単独長編デビュー作。水爆で怪獣が復活して人類の脅威になるという王道パターンを確立した記念すべき作品でもあります。 見どころはなんといってもリドサウルス!(…だけ。正直ドラマの出来は同時期のB級モンスター映画の中でもあまり良くないです。流石に「水爆と深海の怪物」ほどではありませんが)漁船や灯台を襲うシーンでも全身をさらけ出しちゃう低予算映画にあるまじきサービス精神に、街に上陸してからの暴れっぷり!けっこうな速さで町の中を突き進んだり、ビルを突き破ったりと、エメリッヒ版ゴジラを彷彿とさせるシーンが多数あって興味深いです(そういえばどちらもマンハッタンが舞台なんですよね)。予算の都合か登場シーンが短めなのが不満ですが、限られた尺の中でも印象的な活躍ができていると思います。 ゴジラといえば、本作とゴジラを類似点が多く、公開時期も近いのでよく比較されることがありますが、似ているようでけっこう違う。一番の違いは、リドサウルスは生物であることが徹底されているのに対し、ゴジラは超自然的な存在(あるいは戦争のメタファー)として描かれている点です。この辺に日米のモンスター観の違いが出ているように思います。特撮スタイルの違いについても、着ぐるみではリドサウルスの生物感をここまで出せなかっただろうし、逆にストップモーションアニメではゴジラの重量感は表現しきれなかっただろうという感じで、両作品を見比べてみるとそれぞれの違いと良さが見えてきてなかなか面白いです。機会があったらぜひ見比べてみてください。

  • qaz********

    4.0

    怪獣

    本作は「ゴジラ」を連想させるシーンの連続です。 冒頭は取ってつけたような印象が強いですがニューヨークでは興奮の連続です。 怪物がコンコースを襲い崩れに巻き込まれる人々やアパートをぶち抜いて崩れに巻き込まれる人たちををリアルに描いています。ただ、盲目でソフト帽を被りサングラスをかぶり杖を持っている人が倒され逃げる人々が倒れこむシーンは私の職業柄気分が良くありません。

  • ibu********

    2.0

    ゴジラとは似てるようで真逆な作品

    原水爆実験で目覚めさせられたうえ、その後、都市に上陸して暴れまわるというストーリー展開は確かにゴジラに似ている。 しかしながら、その底に流れる思想が全く真逆で、この当時の日本とアメリカの原水爆に対する思いの違いが明確に分かって興味深い。 日本は世界で唯一の核爆弾による被爆国であるうえ、この映画を作成するきっかけとなった第五福竜丸の事件でさらに原水爆反対の思いが高まっていた時期なので、ゴジラの中では徹底的にオキシジェン・デストロイヤーも含めた大量破壊兵器を「悪」として位置づけている。 それに対して、この当時のアメリカは、盛んに原水爆実験を行っていた時期なので、核爆弾というものを「必要」だと考えていたため、この映画の中でも核兵器を使用することに少しの躊躇もない。 だから、原子怪獣を甦らせることになったにもかかわらず、その時の核実験そのものの是非については全く触れず、当たり前のように受け流している。 もう一つは、ゴジラでは、目撃していない科学者でも最初から存在の可能性がゼロじゃないと感じてるという展開だが、この映画ではみんな、はなからあり得ないことと否定していて目撃者を精神異常者扱いにするうえ、古生物学者が理路整然と存在を否定するシーンなどを入れたりまでしている。 日米の考え方の違いと設定の違いと言えばそれまでだが、この展開にはイライラされられるというのも事実。 それにしても、制作年が1年しか違わないとは思えないほど、ゴジラと比べると映画の内容全般が相当に出来が悪い。 まず気になるのは、モデルアニメーションのため動きがカクカクしていて不自然に感じるということ。 以前に、「ジュラシック・パーク」の特集テレビ番組でモデルアニメーションの大家が出てきて、「着ぐるみは4歳児でもそれとわかる」ということを言っていたが、自分としては、モデルアニメーションは「2歳児でも動きが不自然だとわかる」と言いたい(笑) でも、怪獣の造形そのものは良くできていて非常に本物っぽいので、この当時としてはかなり良いレベルに仕上がってると思う。だから、個人的には動きのことはある程度仕方ないと思っている。 問題は、そこより先にあって、さらに見進んでいくと、まず、都市に上陸したと後の映像の多くが実写との合成のため、怪獣と街並みの映像にシャープさや明度の違いがあって違和感を感じる。また、ミニチュアもミニチュアにしか見えない。 この点は、相当に手の込んだミニチュアの中を着ぐるみが動き回るという作りにしたゴジラでは見られない欠点だ。 もっと悪いのは、都市部のシーンにおいて逃げ惑う群衆の演技。 迫真さがまるで感じられず、しかも、怪獣を視認してから逃げ出すまでの動きがワンテンポ遅れる上に恐怖を感じているという風がなく、監督に「はい、こっちに向かって走ってくださーい」って言われたからその通りに動いた、みたいな風にしか見えない。 また、怪獣が来る方向を見る視線の位置が人によってバラバラで、怪獣を視認して恐怖に駆られて逃げているというんじゃなく、周りの人間がなぜかあわてた感じで向こうに移動していくから自分も行こう、みたいな感じを受ける。 そのため、緊迫感がまるでないので、モンスターパニック映画としてはここが一番致命的だろう。 ゴジラは、民衆の視点を合わせることに腐心したということで、みんな本当に恐ろしいものから逃げているという風に感じる。途中、山影からゴジラが上半身を出すシーンで河内桃子がアップで絶叫するシーンを入れるなど、恐怖感のあおり方が実にうまい。 また、夜のシーンで光と影を有効に使いってゴジラを映し出しているため、本当に「怖い!」という感じが画面からビンビン伝わってくる。 そして、戦前から特撮を手掛けていた円谷プロの特撮技術が、この当時は間違いなく世界のトップにあったということが確認できる。 ドラマ性が薄いのもよくない。要するに、ストーリー部分が全然おもしろない。 モデルアニメーションを使ったモンスターパニック映画と聞けば、まず、誰もが「キングコング」を思い浮かべると思うが、あの古い映画に比べも相当にお粗末で、特に怪獣が上陸してくるまでの展開が遅くて、見てて飽きてきてしまう。 最後もあっさりし過ぎなうえ、退治に動いている人間たちの危機感の演出も今一つで、全然ハラハラしないし感動も残らない。 この映画は、ただ単に怪獣を出すことで話題性を狙った映画ということだろう。 ところで、ゴジラがこの映画を参考にしたと言われているけど、この映画が日本で公開されたのはゴジラより後だから詳細なストーリーとかはわかってなかったはずだし、円谷英二は、巨大生物に日本が襲われるというプロットを数年前から考えていたらしいので、設定のヒントにした以上のことはないと思われる。

  • 南海のねこ

    3.0

    怪獣映画の秀作

    実はアメリカ版ゴジラの元ネタとして有名な本作。原作はレイ・ブラッドベリの「霧笛」というすばらしい短編小説なんですが本作とはほとんど関連がなくストーリーはあってないような映画オリジナルのものです。ですからこの作品はレイ・ハリーハウゼンが作り出した「リドサウルス」をただひたすら眺めるためだけに存在しているといっても過言ではありません。灯台を壊すリドサウルス。マンハッタンの街を破壊するリドサウルス。炎の中で暴れるリドサウルス。すばらしいです。なのでもっと話を短くしてリドサウルスが活躍する場面を増やして欲しかったです。 あとどうでもいいんですがマカロニウエスタンで有名なリー・ヴァン・クリーフが終盤においしい役で出演しています。

  • tit********

    3.0

    ゴジラの元ネタ!神の技!

    私のお気に入りレビュアーlotusさんから 特撮の神様レイ・ハリーハウゼンの映画のレビューを書いて欲しいとリクエストがありました!稚拙な文章しか書けない私にリクエストをしてくれて有難う御座います。 ご期待に添えるか分かりませんが誠意を持って書かせて頂きます。 特撮の神様レイハリー・ハウゼンとは 「キング・コング」(1933年)の特撮(ストップ・モーション=人形アニメ)ウィリス・オブライエンの後継者で本作「原子怪獣現わる」で特撮監督として本格的にデビューを果たしました。彼の作品に影響を受けた映画人は数知れず現在の特撮映画の基盤を作った偉大な人物です。 「原子怪獣現わる」は1953年に製作された怪獣映画で太古の恐竜リドザウルス(レドザウルス)が原爆実験の影響で甦り都市を襲うという設定は翌1954年に製作された我が日本が生んだ世界に誇る怪獣映画「ゴジラ」の元ネタになった事で有名です。 「キング・コング」と「ゴジラ」という最も有名な二大怪獣作品に挟まれている為に一般的知名度の低い本作ですがハリーハウゼンの怪獣造形と特撮は両者にも引けを取りません、イヤ!上を行っていると言っても良いでしょう!! 特にリドザウルスが灯台を破壊するシーンをあえてシルエットで見せる演出は恐ろしくも美しく秀逸でした!リドザウルスがニューヨークに出現し暴れまわるシーンも良く出来ておりハリウッド版「GODZILLA」の様です・・・ちょっとこの発言はおかしいですね(汗)ハリウッド版「GODZILLA」が本作に良く似ているのです(笑)・・ハリウッド版「GODZILLA」は「ゴジラ」よりも本作のリメイクでは?とよく言われていて、リメイク版「原子怪獣現わる」と歌っていた方がちゃんと作品として評価されたのでははないかと思います・・ ハリーハウゼンの旧友レイ・ブラッドベリの短編小説「霧笛」を元に書かれた脚本とユージン・ローリー(ルーリー)監督の演出も地味ではありますが冒頭でリドザウルスを目撃した主人公が皆に中々信じて貰えず奔走する前半の流れは丁寧でリドザウルスの出番が少なくても作品に引き付けられます。 ちなみに本作をゴジラに真似されたユージン・ローリー監督は1961年イギリスで「怪獣ゴルゴ」という着グルミ怪獣映画を作り真似仕返しました(笑)そのゴルゴを真似たのが日活の怪獣映画「大怪獣ガッパ」であります・・・みんな繋がっているのです(笑) レイ・ハリーハウゼンの主な作品は シンドバッド三部作が一番有名で人気が高いです。 一つ目巨人(サイクロプス)、骸骨戦士、六本腕のカーリー像などが登場します。 「アルゴ探検隊の大冒険」には青銅巨人タロスやキングギドラの由来となったヒドラが登場します。 ハウゼン最後の作品となった「タイタンの戦い」はギリシャ神話の勇者ペルセウスとアンドロメダ王女、ペガサスやメデューサが登場する映画でCGでリメイクするとの噂もありますが今見ても凄く素晴らしい作品なのでリメイクする必要が全くないと思います・・正直やめて頂きたい! 数多くの作品でハウゼンのオマージュやパロディが登場しますが私のお勧めはロバート・ロドリゲス監督の「スパイキッズ2失われた夢の島」です。それとティム・バートン監督の「マーズ・アタック」に登場するUFOはハウゼンの「空飛ぶ円盤地球を襲撃す」のパロディです。どちらの映画もムチャクチャおバカで楽しいですよ♪ 今回のレビューをリクエストして下さったlotusさんは「マーズ・アタック」もハウゼンの「H.G.ウェルズのS.F.月世界探険」のレビューも書いてらっしゃいます♪♪ ぜひ読む事をお勧めしますよ!!

  • tot********

    3.0

    お話としては全然ダメ・・・

    モノクロでハリーハウゼンの怪獣をみせてくれます。でもただそれだけ・・・。お話の筋がいいわけでもなく、怪獣の恐さも効果的には演出されていないです。突っ込みどころ満載です。ラストシーンも拍子抜け。この映画では・・・ハリーハウゼンの特撮とデビューしたてのリー・バン・クリーフが見れたことがよかった。怪獣映画が好きだからおまけの☆3つ。

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