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原子人間 (1955)

THE QUATERMASS EXPERIMENT/THE CREEPING UNKNOWN

監督
ヴァル・ゲスト
  • みたいムービー 1
  • みたログ 5

3.75 / 評価:4件

性悪教授大活躍!

  • bakeneko さん
  • 2010年6月17日 10時16分
  • 閲覧数 352
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

英国で大人気を博したTVシリーズの劇場版の第一作で、論理&知性的な展開にわくわくさせられる“本格派SF”映画の佳作であります。

えー、先日事業仕分けで科学技術研究費が削られた時に、“宇宙人の侵略や怪獣が出現したらどうするんだ!”と言う議論が無かったことは個人的に不満でありました(○○なんてガイラに食べられちゃえば良いのに!)。

宇宙開発が日進月歩していた1950-60年代には世界中で本格的なSFの面白さで伝説となったTV番組が創られました。そして、アメリカに“ミステリーゾーン”が、日本に“ウルトラQ”が有った様に、イギリスには“クオーターマス博士シリーズ(The Quatermass Xperiment)”が1953年に大人気となっていたのであります。
本作は、TVシリーズの人気を受けて3作創られたシリーズの最初の作品ですが、主人公の“クオーターマス博士”に関しては、“皆もう知っているから説明入らないね!”とばかりに、詳しい人物紹介無しに当然の如く物語が進んでいきます。そして観客は、このトンデモ博士の“傲岸不遜の態度”と“際限のない権限”(シリーズ2作目では何と…)に圧倒されながら、冷徹なまでの客観性に基づいて展開するSF的侵略ストーリーの展開に見入るのであります。
フレドリックブラウンや星新一のSFの様な“ミステリーゾーン”の取っ付き易さや、
東宝怪獣&怪人もののグレードを維持したスペクタクルな見せ場もある“ウルトラQ”に比べて、
英国らしくー徹頭徹尾理詰めでドライな展開(容赦なく犠牲者が…)の本シリーズは、科学的展開の“冷たい方程式”を見せながら、思考に依って解決策を模索する本格的なSFの醍醐味を味合わせてくれるのであります。
そして、ロンドンを中心としたイギリスの地名や名所も出て来ますし、クライマックスには有名な建物を観る事も出来る観光映画的な側面もある作品で、(結構凄い事になっても終始パニックに陥らない&巷の人達が勇敢な)英国気質や皮肉&ユーモアも楽しめる、“英国風味満点”の映画でもあります。

そして、本シリーズを大ヒットさせた映画会社:ハマー・フィルムはSF路線からホラー路線へと転向して、“ドラキュラ”を始めとした英国ホラーの黄金時代を築くのであります。

ねたばれ?
クオーターマス博士を演じたブライアン・ドンレヴィは“そのまんま教授の性格”だった様で、3作目では役者の交代&劇中の性格も少しマイルドになっていますが、こうなると少し物足りないのですよね~。

詳細評価

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