ここから本文です

ケンタッキー・フライド・ムービー (1977)

THE KENTUCKY FRIED MOVIE

監督
ジョン・ランディス
  • みたいムービー 17
  • みたログ 159

3.21 / 評価:28件

70年後半という時代とともに

  • 諸星大五郎 さん
  • 2008年1月23日 0時01分
  • 閲覧数 350
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョン・ランデスは好きな監督の一人。
たしか80年に入ったころ、トワイライトゾーン撮影時に、あのコンバットのサンダース軍曹ビック・モローと子役さんをヘリコプター事故で死亡させてしまうという悲劇を経験する。ニュースレターを読んで、衝撃が走ったのを今も覚えている。

 彼は「アニマルハウス」を成功させ、その後の「ブルース・ブラザース」で一躍有名監督になった人。「ブルース・ブラザース」は私のお気に入り映画で、この監督に与えられた試練と、少年時代に熱中したサンダース軍曹の死に、当時、大変複雑な思いを持った。

 「ケンタッキーフライドムービー」は、77年にランディスが二作目に撮った、最初の商業用映画だが、20話程のパロディーやお馬鹿ネタが詰め込まれたバラエティームービー。
私はリアルタイムでは観ていない。後のビデオ版でもう20年ほども前に一度観たきりだった。
 最近、レンタルショップで、みうらじゅんさんが字幕監修、という新しいDVDパッケージを見て、妙に再見したくなった。

 さすがに今観るとネタは古い。現代ではパロディーという笑いのジャンル自体がもう古い感じがするので、やはり本作は、70年後半と言う時代状況の中でのアナーキーな笑い、ということだったのだなと思う。
しかし、笑いの中に社会を風刺する、というアメリカの商業映画監督には珍しい強い芯が、その後の「ブルースブラザース」に結実したのだなとも感じた。

 ランディスさんの映画はその後も観ているが、事故後に撮った作品は、だんだんパワーを失っていくのがわかり、私には痛々しかった。
「ブルースブラザース2000」を撮って後、小品を1本とテレビ番組を数本撮ったらしいが、現在は映画製作の舞台から、身を引いてしまったかのような状況だ。
ランディス作の映画をここのところ聞かない。

 「ケンタッキー・フライド・ムービー」ではもう爆笑はできないけれど、「ブルースブラザース」や「サボテンブラザーズ」のようなクールな笑いを引っさげて、また私の前に登場して欲しいと心から願う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • 知的
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ