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五月のミル (1989)

MILOU EN MAI/MAY FOOLS/MILOU A MAGGIO/MILOU IN MAY

監督
ルイ・マル
  • みたいムービー 18
  • みたログ 119

3.30 / 評価:20件

フランスではあの方法で獲るんだ!

  • bakeneko さん
  • 2009年11月13日 16時41分
  • 閲覧数 445
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

初夏の光溢れるフランスの田園風景の中で、様々に交錯する群像劇を軽快に捌いて、フランス人の根底に或る自然への回帰を気持ちよく見せてくれる、“人間喜劇&田舎自然讃歌”の秀作であります。

日本では2009年後半は、“マルちゃん再評価”の時期でありました。
「地下鉄のザジ」の再公開に合わせて、幾つかのデジタルリマスターバージョンDVDのBoxからの切り離し単独発売に加えて、DVD未発売の後期の名作がソフト化販売されたのであります(でも「恋人たち」を観ていないのに「地下鉄のザジ」を観ても…(以下自粛)。
本作は、マルちゃんの魅力である“捲るめく映像美”と“映像路同調して共鳴する音楽”の素晴らしいコラボレーションが楽しめる陽気な作品となっています。
多くの絵画や写真&映画で、宝石の様な美しさと快活さで何度も捉えられて来たフランスの田園風景を、流れる様に美しい映像で見せてくれるのはレナート・ベルタで、煌めく光の変化はため息ものであります。そして音楽も(「ルシアンの青春」のマイナースウイングで抜群の躍動感を出していた“ジャンゴラインハルト”のパートナーであった)ステファン・グラッペリのバイオリンの響きが、陽光溢れる生命の幸福感を奏でています。
そして、“五月革命”という、“巨大なストライキによる刹那の原始共産化”に対する人々の反応を通して、自然の永遠性と生命力の讃歌を大らかに見せてくれるのであります(このボヘミアン的な社会的拘束からの人間性の解放が自然讃歌と共鳴する爽快感が本作の肝であり、フランス人の心情なのであります)。そしてもちろん、フランスの”お家芸”である”様々に進行&交錯する恋愛模様”を艶笑喜劇的味付けで見せる”狂騒曲的”ドラマも秀逸なのであります。

小難しいことを考えなくても、“輝く光に包まれた田園の暮らし”を明朗な音楽で謳う映画的快感を堪能すれば十分楽しい映画でありますが、(そこはフランス映画)ちょっとお子様には早いかもしれません。

さあ後は、「42丁目のワーニャ」を出して下さい業者さん!

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