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黒衣の花嫁 (1968)

LA MARIEE ETAIT EN NOIR/THE BRIDE WORE BLACK

監督
フランソワ・トリュフォー
  • みたいムービー 24
  • みたログ 131

3.93 / 評価:28件

流麗華麗で乾いたサスペンスを愉しむ

  • りゃんひさ さん
  • 2014年10月21日 0時23分
  • 閲覧数 705
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

有楽町で開催中のフランソワ・トリュフォー映画祭。
その中から1968年製作の『黒衣の花嫁』を鑑賞しました。
トリュフォーがヒッチコック趣味をまる出しにした一編なので、愉しみにしていました。
さて、映画。

謎の美女ジャンヌ・モロー。
巻頭早々、アパルトマンから身投げを図ろうとする・・・
その数年後、真っ白なイブニングドレスをまとって、とある男性の前に現われた彼女。
彼女にはある秘密とある目的があった・・・

と、ストーリーは「復讐の女神」の物語。
ハナシ自体はあまりヒネリはないのだけれど、その見せ方(魅せ方)がトリュフォーのヒッチコック好き・映画好きがよく出ている。

第1の復讐を成し遂げた彼女の白いスカーフがいつまでもいつまでも空を漂っていくシーン。
なんとも流麗華麗。

第2の復讐。
ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲が鳴り響く中での非情な復讐。
やや俯瞰気味で彼女と死にゆく男を撮らえた乾いたタッチ。

彼女の秘密と目的を中盤でバラしてしまう脚本。
これはヒッチコックの『めまい』同様。
その際に映し出されるのは、教会の尖塔。
鳴り響くバーナード・ハーマンの音楽も『めまい』を髣髴とさせる。

さらに第4の復讐。
おぉ、復讐される相手が彼女にキューピッドのコスチュームを着けさせるのも、『めまい』の着せ替えシーンを髣髴とさせるし、即物的な復讐結果の見せ方も上手い。

でダメ押しが第5の復讐。
これ、どのように実行するのか観ていて愉しみだったけれど(なにせ相手は刑務所の中)、ほほぉそういう手でしたかぁ。
で、演出も・・・これは巧い!

まぁ、ジャンヌ・モローはとうが経ち過ぎの感もありますし、ジャン=クロード・ブリアリがどうして彼女に気づかないのかしらん、とか気になる点はなきにしもあらずですが、眼をつむっちゃいましょう。

評価は★4つとしておきます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ゴージャス
  • 恐怖
  • 知的
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