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黒衣の花嫁 (1968)

LA MARIEE ETAIT EN NOIR/THE BRIDE WORE BLACK

監督
フランソワ・トリュフォー
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3.93 / 評価:28件

ヒッチコックの不可能性・観客の場所

  • 文字読み さん
  • 2018年4月30日 16時07分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

1968年。フランソワ・トリュフォー監督。結婚式当日に夫を殺された女が、夫殺害に関わった男たちを次々と殺していくという話。実は事故だったので、殺されていく男たちもある意味で災難ではあるが、女にとってはそうせずにはいられない。

ヒッチコックのサスペンス映画をなぞるような物語にはなっているが、決定的に違うのは、観客の場所がないということ。ヒッチコック映画では、巷間いわれるように、観客が同一化する対象があり、それが映画の展開に従って変化したり裏切られたりするところにサスペンスたるゆえんがあるのだが、本作の場合、そもそも当初から観客が同一化する対象がない。ブリアリ演じる第三者がそれに近いが、あまりにも出演シーンが少ない。要するに、見ていて心地よく騙さることがない。それがヌーベル・ヴァーグだと言われればそれまでだが。

狩猟と女という共通項で集まった男たちが、女に殺されていくところに製作意図のようなものがありそうだが、肝心のモローがどういう女なのかまるで分らないところが謎。次々と男たちを誘惑していくのだが、その誘惑の手法が映像になっていないので、男たちが勝手に興奮しているようにみえる。それも意図的なものかもしれないが。

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物語
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