tetsu32
4.0点
ネタバレ弁護士の見せ場は…
アルカトラズに戻されて、結局怖れていた通り独房で最期を迎えた。救いがないなあと思う反面、それがリアルなのかなとも思う。 相変わらず小生意気な役がはまるクリスチャン・スレイターも良かったけど、ケビン・ベーコンの演技は特筆に値する。あれは素晴らしかった。 物語的に、裁判のシーンはちょっと肩透かしな印象。 検察側の証人であるゲーリー・オールドマルは板にはまってさすがの悪役っぷりだったけど、敵役たる検事がどうもパッとしない。特にやり手というわけでもなく(むしろ無能とさえ感じる)、これといった弁論合戦もない。 全体的に地味な展開なので、あそこでひと盛り上がり欲しかった。 法廷バトル映画ではないとはいえ、弁護士役のクリスチャン・スレイターの見せ場はそこだろう? 冒頭で実話を基にとあったけど、実際どこまで実話を基にしてるのかは不明。どうやら基にしているというよりは、実話から着想を受けたフィクションというのが正しいところのようだ。 だったらラストもうちょっとなんとかせいや…。
閲覧数856