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告発の行方 (1988)

THE ACCUSED

監督
ジョナサン・カプラン
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3.64 / 評価:511件

怒髪のジョディ

  • かつかれい さん
  • 2020年6月29日 1時42分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画が公開された、1988年。
このころ私はまだ子供だが、親のお下がりでもらったラジオで毎週日曜日に落合恵子さんの番組を聴いていた。

子供なので、番組の内容の理解はしていなかったが、落合恵子さんをはじめ、女性だけのスタッフで作られたそのラジオ番組で、はじめて「セクシャルハラスメント」という言葉を覚えた。
セクハラ、ではないですよ、
セクシャルハラスメント、である。
つまり当時は、新鮮な言葉であった。

この映画はまさにそんな頃の公開。
それまでも70年代ウーマンリブなど女性の主張もあったが、この映画では、その主張がごく自然に社会に溶け込む形で男と対等に描かれている。

レイプの被害者を演じるジョディフォスターは、途中から、男に対して戦いを挑むかのような、落合恵子さんも顔負けの怒髪にイメチェンする。
男の立場でみると、そのお姿、まだ20代のジョディのパンクヘア、それはそれで可愛らしいが、でも、彼女は本気だ。

それはジョディ本人の主張でもあるかのようで、例えばレイプのシーンなんかは、演技を超えて本当に嫌がっているのが、痛いほど伝わってくる。

劇中流れるデジタルドラムの激しいアタック、刺々しいまでのデジタルシンセサイザーの音楽が今聴くととても元気だ。

今は当たり前になった、裁判サスペンス映画は当時はまだ確立していなかったのか、もう少し裁判中の見せ場もあっていいとは思ったが、それでも丁寧に構成された満足の出来栄え。

女性の主張がやっと男と肩並びしはじめた時代の新しい試みと記録に乾杯。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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