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湖中の女 (1946)

THE LADY IN THE LAKE

監督
ロバート・モンゴメリー
  • みたいムービー 2
  • みたログ 6

3.00 / 評価:6件

主観映像の限界

  • bakeneko さん
  • 2014年8月2日 6時14分
  • 閲覧数 899
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説の原作に忠実すぎる映像化作品で、原作の文体を踏襲した“一人称視点”が全編で展開されますが、この表現方式が文章には有効でも映画には合わないことが証明された珍作となっています。

最近では視点が車の外にでない設定の「逃走車」で、一人称視点では車のスピード感が出せないことが証明されましたが、本作は“一人称視点では推理劇はしんどい”ことを体験させてくれます。
文章では、ハードボイルド探偵小説や冒険小説、官能小説まで、“文中の主人公と読者が一体化する一人称視点”は、感情移入がし易く臨場感や現実感があるのですが、映画では情報が限定されるためにどうしても“台詞による説明の比重が増える”=“劇中で見せない部分で物語が進む”展開となります。
また、文章を読む場合と違って作劇が高速で進むので、事件の推移について行くだけで精一杯の状況となり、くたくたに疲れてしまうのであります。

映画と小説が全く別の表現形式であることを痛感させる実験作で、本作以降の映画では“一人称視点”は、限定的に短時間のみとなりますが、「ジョーズ」のサメ、「死霊の生けにえ」の死霊、「羊たちの沈黙」の殺人鬼、「エイリアン」の怪獣などの一人称視点の限定使用が効果抜群なことも確かですよね。

ねたばれ?
やはり題名になっている人物描写を台詞のみで済ますのは物足りないなあ~。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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