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ゴッドファーザーPART II (1974)

THE GODFATHER: PART II/MARIO PUZO'S THE GODFATHER: PART II

監督
フランシス・フォード・コッポラ
  • みたいムービー 426
  • みたログ 5,492

4.40 / 評価:1663件

2代目におよぶ因果応報

  • has***** さん
  • 2020年5月12日 23時33分
  • 閲覧数 1622
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

父ビトーの立身出世と2代目マイケルの孤独が描かれています。
父と息子のストーリーが交互に流される構成です。

父・ビトーの成功物語だけでも一つのドラマにはなっています。
ラストにはマフィアのドンとして、町の人々に愛され
家族にも恵まれる、それはそれは素敵なハッピーエンドです。
個人的には子どもの頃のソニーが、
期待を裏切らず腕白坊やだったのが良かったです。

この物語のなかで、ビトーは2人の命を奪っています。
1人目はビトーの住んでいる町のギャングのファヌッチ。
2人目は故郷シチリア島のマフィアのドン・チッチオ。
両者ともに殺される相応の理由はあったのですが、ちょっと
可哀そうだなと思ってしまいました。

ファヌッチは支払う額は交渉次第で、少なくできるような印象を
受けました。しかし、ビトーは許さず、銃弾を何発かお見舞いし、
最後は、ほぼ瀕死なのに、口の中へ銃を突っ込み、トドメを打込みます。

チッチオは手を震わせながら物をとったり、あと数年もしたら、
死んでしまうだろうなという老いぼれ爺さんになってました。
ビトーはためらいもせず、隠し持ったナイフで腹を引き裂きます。
ここら辺にビトーがもつ残虐性が垣間見れます。

ビトーが一番大事にしたかったのは家族たちだったと思います。
しかし、皮肉にも自分が闇の世界で大きくしてしまった組織のせいで
前作では長男・ソニーが無残に銃殺され、本編にいたっては
次男・フレドと三男・マイケルの確執が表出し、悲しい結果に及びます。
ビトーが子どもの中でも気にかけていたマイケル。堅気の世界(一般社会)での成功を願っていたのに、もはやマフィアの闇にどっぷりつかり、苦悩してる・・・
ビトーの描いた本物の家族の幸せが失われているのです。

ビトーは、やるときはやる残虐性、人から親しまれる愛情と、組織を
大きくする合理的な思考力を兼ね備えたカリスマ(ゴットファザー)でした。
それらが息子であるソニー、フレド、マイケルにそれぞれ継承されたの
かと伺えます。

これってどっかでみたことがある・・・
そうだ!(全然関係ありませんが)
ガモウひろしの『ラッキーマン』に出てきた
「三本柱マン」だ!その息子たちが 
勝利マン・友情マン・努力マンであります。
偉大過ぎる父であるビトー(三本柱マン)の特徴が
ソニーの無鉄砲な攻撃性(勝利)、フレドの愛嬌(友情)、マイケルの合理性(努力)と、それぞれ受け継がれています。
義兄弟のトムを含め、この息子たちがそれぞれ協力し合っていくべきだったのでしょう。それができたならば、このような悲劇にはならなかったのかもしれません。

詳細評価

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