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孤独な声 (1978)

MAN'S LONELY VOICE/ОЛИНОКИИ ГОЛОС УЕПОВЕКА

監督
アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
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3.75 / 評価:4件

ソビエトの原点とトラウマ

  • 文字読み さん
  • 2008年10月27日 22時25分
  • 閲覧数 382
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1978年。アレクサンドル・ソクーロフ監督。卒業制作で作ったが公開を許されず、88年にやっと公開といういわくつき初監督作品。戦争で壊れてしまった心の回復の過程を描く。放浪の果てに戻った妻の元で芽吹く小さな木の芽、というラストに救われます。

とはいえ、そこにいたる80分間はどん底。革命戦争から戻ったニキータは、戦争と自らの過去のフラッシュバックに苦しむ。それを描く色彩と音の無気味さ。肖像写真、労働賛美の記録映像、セピア色の記憶。なにが現実かわからない主人公は、幼なじみのリューバとの交流でかろうじて現実を保っている。けれど結婚すると、その幸福に耐えられず放浪してしまう。あー、なんてこった。

当時のソビエトの原点にあった革命戦争をトラウマとして描くのだから、許されないわけです。それにしても、生々しい動物の死体や呆けたような人間の顔、「死」に引き込まれる人間の姿など、とにかく無気味。すごい監督です。

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