ここから本文です

コルドラへの道 (1959)

THEY CAME TO CORDURA

監督
ロバート・ロッセン
  • みたいムービー 2
  • みたログ 31

3.63 / 評価:19件

本当の勇気とは

  • kinchan3 さん
  • 2016年5月18日 9時07分
  • 閲覧数 428
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 軍人のことはわからない。
 きっと怖いだろうなと思う。
 でも、怖さを考えないで軍事化を進める政治家よりはわかっているつもりだ。

 『若者たち』の脚本家・山内久が一度話していたエピソードがある。
 誰にもいうな、といっていたが、この話を載せた本も出して亡くなった。
 どんな話かというと、軍隊である日、中国人を刺す訓練があったという。
 もちろん、殺すということなのだが、ある日本兵が泣いて、泣いて、泣いて嫌だと拒否して、殴られて、殴られて、殴られたという。
 「いくじなし」とかなんとか言われたのだと思うが、平和な時代になってみれば、どんな時にも人を殺めたりしないのが、勇気というものだ。
 
 この映画で問われているのは、英雄か卑怯者かは紙一重で、運によって大きく変わってしまう可能性があるということだ。
 また、人間にはいい面もあれば、悪い面もあるのであって、どちらかだけという人は稀だ。
 ヒトラーを題材にして、エヴァ・ブラウンとの恋愛映画だって作れるのだ。
 
 英雄になって、いいかどうかも問われている映画だった。
 期せすして英雄になる人だっていっぱいいる。
 有名になったために、不幸になる人だっていっぱいいる。
 それぞれが、それぞれの事情から主人公を嫌っていく。
 
 ゲイリー・クーパーだって、『真昼の決闘』みたいにかっこよくはない。
 最後も「デウス・エキス・マキナ」みたいな終わり方とも思える。
 
 かっこいい男に生まれなくてよかったと思う。
 顔に合った人生を送らなければならないとしたら地獄だ。
 顔と違うといわれて生きるのも地獄だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ