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殺し (1962)

LA COMMARE SECCA/THE GRIME REAPER

監督
ベルナルド・ベルトルッチ
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3.67 / 評価:18件

発掘良品を観る #462

  • 一人旅 さん
  • 2018年6月13日 21時54分
  • 閲覧数 226
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
ベルナルド・ベルトルッチ監督作。

娼婦殺しの容疑者として警察の尋問を受ける複数の男たちの姿を描いたミステリー。

ピエル・パオロ・パゾリーニの書いた原案をベルナルド・ベルトルッチが映像化したミステリー劇で、本作は巨匠ベルトルッチの記念すべき監督デビュー作として知られています。

河原で一人の娼婦の死体が発見された事件の容疑者として尋問を受ける、当時娼婦がいた夜の公園に偶然居合わせていた複数の男たちの供述内容を、容疑者それぞれの視点による回想映像によって繋ぎ合わせていくことで事件の真相を浮かび上がらせていく「羅生門」形式のミステリー劇であります。

黒澤明が生んだ羅生門形式は『戦火の勇気』や『バンテージ・ポイント』などアメリカ・エンタメ映画にも広く採用されてきましたが、本作はイタリア生まれ・弱冠21歳のベルトルッチが娯楽性と芸術性を兼備させた完成度の高い殺人ミステリーに仕上げた点が特筆に値します。娼婦殺しの容疑者として尋問を受けるのは高利貸の気障な男や窃盗犯の男、ナンパ好きな休暇中の兵士、金が必要な二人組の青年など、事件当時現場に居合わせていた複数の男たちの供述とそれに基づく回想映像の組み合わせによって一つの真実を炙り出していく構成で、観客は画面に提示されるいくつもの“異なる角度から見た一点”の中から事件の真相を推理することができます。

『暗殺のオペラ』や『ラストエンペラー』といった映画史上に遺る名作を撮る以前に発表した、巨匠ベルトルッチの原点。色彩美に拘るベルトルッチの数少ないモノクロ作品であります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
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