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殺し屋たちの挽歌 (1984)

THE HIT

監督
スティーヴン・フリアーズ
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3.33 / 評価:15件

発掘良品を観る #438

  • 一人旅 さん
  • 2018年5月15日 22時19分
  • 閲覧数 137
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
スティーヴン・フリアーズ監督作。

二人の殺し屋と彼らに誘拐された男女の奇妙な旅の顛末を描いたサスペンス。

『靴をなくした天使』(1992)『ハイ・フィデリティ』(2000)の英国出身スティーヴン・フリアーズの長編劇映画第2作。10年前に犯罪仲間を裏切り現在はスペインで隠れて暮らしている男の元に、二人の殺し屋が姿を現し彼を雇い主の待つパリへと連行しようとする。その途中、彼らは立ち寄ったアパートで見知らぬ若い女に遭遇、彼女もまた人質として一緒に連れていくことになるが…というロードムービー型サスペンスで、殺し屋コンビ+誘拐された男女の合わせて4人の人間が1台の車に乗ってパリを目指す中で、彼らの関係性に少しずつ変化が表れていくという作劇です。

設定的にはロイ・シャイダーの『ジャッカー』(1988)を彷彿とさせる内容ですが、本作はジャッカーのような劇的スリルは大人しめです。男の生と死に関する理解と諦観が画面上に反映されたちょっとばかり詩的な作風が特徴で、独特の死生観に基づき意外な言動を繰り返す男に殺し屋コンビが勝手に翻弄されていきます。ロケ地スペインの埃っぽい風景が印象的なロードムービーとしての見所もありますが、行き当たりばったりで低IQな凸凹殺し屋コンビ+死を全然恐れない殺し屋泣かせの男+年齢詐欺なグラマラス女の奇妙な四者関係の変容と終焉が一風変わった味わいを生み出しています。

誘拐される男を演じたテレンス・スタンプの謎めいた妙演や、兄貴分の殺し屋を演じたジョン・ハートの非情と慈悲の混在した演技に注目ですが、それ以上に弟分の殺し屋に扮したティム・ロスのお間抜けキャラ+危なっかしいキレ芸が鮮烈であります。彼は本作で劇映画デビューとなりましたが、新人らしからぬ異様な存在感でベテラン勢を圧倒しています。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • パニック
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
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