ここから本文です

誤診 (1997)

...FIRST DO NO HARM

監督
ジム・エイブラハムズ
  • みたいムービー 20
  • みたログ 95

3.27 / 評価:11件

医業に忠実たることの願い

  • hamutyu さん
  • 2007年6月28日 23時13分
  • 閲覧数 1267
  • 役立ち度 42
    • 総合評価
    • ★★★★★

ヘルメットをかぶった体の大きいあの子の後ろには、
けして立ったりしないこと!と教わった。
ただ『危ないからね』と言われただけで、なにが?だか解からなかった。
・・危なかった・・・
忠告を忘れて私より20kgも重い、その子は勢いよく倒れてきた。
なんの兆候も見せずに。
これが初めての≪てんかん≫発作に直面した時だった。


この作品を見た後は「やっぱり病院って怖い」
「医者を信じて治療を受けるのは止めた方がいい」と
思うのではないでしょうか。

≪患者を何よりも傷つけてはならない≫
≪治療に副作用はつきものだからといっても、治療がかえって害を
与えることにならないかを慎重になるべきである≫
この言葉は、医学の父と呼ばれるヒポクラテスが『ヒポクラテスの誓い』の
フレーズとされ、医療従事者(医師の基本的な理念を語った)であれば
誰もが知るフレーズです。

タイトルは【誤診】であるが、診断名はあっている。
その病名にあてはまる治療法としてもあっている。
ではどこが【誤って診た】か?ミスリーディングな内容だからです。
このクスリがダメなら、このクスリ。
薬物漬けになってしまった我が子をどう救うのか、家族とその手助けを
してくれる人たちの愛情のストーリーです。

なんといっても、おばさん体系にポチャッとなり、
カンザス・シティのかあさんとしてメリル・ストリープの演技が光ります。
またそれを超えるのが、ロビー役のセス・アドキンスの演技です。
彼は≪ピノキオ≫でもそうでしたが、その小さいながらの真に迫る演技は、
只者ではないです!


実話として作られた作品ですが、もちろん≪てんかん≫のケトン食療法で
症状が出ないとその病院と携わった人たちの紹介みたいになっているので、
ただ〈我が子が実験のようにクスリを試されて死にかけた、ひどい病院〉
として医療側の批判として訴えた作品となっているのであれば、
つまらないなぁと思いましたが、介護する側と周囲はものすごいストレスと
あらゆる疲労度から精神障害をもたらしていく。
自分がそうなった場合にどう対処していくのか?

また、医療不信に陥ったとき、セカンド・オピニオンを
どのように選択するのか?
それらをこなすには膨大な時間とお金が要する事。
すべてが現実としてのしかかってくる。


は~ぁ、重~いレビューとなってしまいましたが、
母親が子供をどんなことをしてでも、自分がどうなろうとも
絶対にあきらめない愛情が、素晴らしかったです。

ヤマイハキカラ。
自分でなくても好きな人が病んでも滅入ることもある。
だからいつも強く守ること、信じること、愛することで
防御していくことに決めています。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 勇敢
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ