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コン・エアー

コン・エアー

CON AIR

114

風よ吹け

4.0

ニコラス・ケイジのアクションでは爽快な方

あと腐れなく楽しめる話かなと思いました。 犯罪者を護送するための特殊な飛行機がハイジャックされて、保釈される予定のニコラス・ケイジは巻き込まれる立場。糖尿病の相棒のために、降りられる飛行機を降りずに、ハイジャック犯と対峙する、という役。 少し「レッド・オクトーバー」や「ダイ・ハード」に近い構造の二面性がある話で、乗り物が予定の行路を外れるけれども捜査側からは真相がわからない。ジョン・キューザックとニコラス・ケイジという、全然タイプの違う二人の主人公がやがてタッグを組んで事件を解決するというものです。 悪役側にジョン・マルコヴィッチとスティーヴ・ブシェミという珍しい取り合わせ。この二人の側にはあまり化学変化のようなものが見られないのが少し残念。 でも、この奇妙な旅を通じて、一番の変化をみたのはスティーヴ・ブシェミで、彼の猟奇的な犯罪性は、あるプロセスを経て癒やされたのかもしれない、と思うとちょっと味な終わり方だなと思いました。 しかし、糖尿病の囚人の命さえ救えればいいところ、巻き添えで警官に死傷者多数、ラス・ヴェガスの街も半壊、なのでいい迷惑をかけられた人たちも多いんですよね。 いずれにしても、ニコラス・ケイジにしては爽やかさの感じられるアクションとして、高く評価したいです。

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