作品レビュー(66件)
- ルー
2.0点
とにかく雰囲気満点。ディープフォーカスと絶妙な手持ちカメラ感。高コントラストなモノクロシーンとフィルター効かしたカラーシーン。画の南米感と広東語のミスマッチもなかなかいい味わい。好きな人にはたまらないテイスト。音楽も実に〇。話的には今観ると(2022年)意外とアッサリですが当時はそれなりのインパクトだったんでしょうね。イグアスの滝の俯瞰カットが冗長だったり滝のスタンドの意味はなんなのか、、と個人的には色々とわからない所もあります。心情表現とするにはちょっと安直。深読み要素なのでしょうか。最後のトニー・レオンがイヤホンしてるのはなんなんだろ?尺もラストも〇なのでスッキリな観後感。時代的に携帯電話が一切出てこないのがいいですね。あとタバコ吸い過ぎ。
- Karuna
5.0点
レスリーチャンとトニーレオンを拝む映画です。二人の色気が半端ない。レスリーチャンがもうこの世に居ないと思うと悲しい。 あの時代にこの映画を作ったのはすごい。 絡みが嫌だという意見もありますが、最近のLGBTが陥りがちな説教くささがなく良かった。 もうこんな俳優さん居ないですね。 映像の雰囲気や音楽が美しかった。
- ft0********
3.0点
まず映像が美しくて印象的。 初めのセクシャルなシーンは、引いてしまうが、 物語としては凄く良い。 一緒にいると傷つけあってしまう でもどうしようもなく好きという気持ちが、見ていて切ない。 男同士という事を忘れてしまう程、純粋。 そしてこの映画が20年以上前に作られているという事に驚き。
- ma2********
2.0点
映像美だけ、ですかね
- zfn********
2.0点
BLとかは紙の上だからわかりやすいんだな…と思いました。ヒューマンドラマ?なんですけど顔の見分けがつかない私には鑑賞するのが早すぎたようです。
- mat********
2.0点
ゲイの映画だとはわかっていた。苦手だ。 でも公開当時、キネ旬6位だったという実績は捨てられず劇場へ。 結果はやっぱりドン引き。 もう何がいいのかわっぱりわからん。 映像はキレイし、凝ってる。それはわかる。 綺麗な映像を観に来たんじゃない。 全編ほぼ男3人のシーン。 しかしこの3人が区別できない。 みんな同じに見える。 ひとりは両手に包帯をしていて、これが唯一の目印。 でもシーンによってはケガが治って包帯がとれたんじゃないか、なんて考えてしまって結局区別がつかない。 早く終わてほしいと考えるようになり、幸いにも長い作品じゃないのでラストまでガマンできた。 ゲイ映画が生理的にダメな人はやめたほうがいい。 続けて観た「はじまりのうた」が良すぎて。 2回目だけど前より泣けた。 「ブエノスアイレス」の不快感を払拭できてよかった。
- yuk********
5.0点
ネタバレ奇跡の共演…監督と神様に感謝♡♡
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mic********
4.0点
ネタバレ若かりし頃の私にはキツかった…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - fg9********
5.0点
…ウォン・カーウァイ 監督の1997年の作品。 …あらすじは、解説のとおり。 いきなりのガッツリシーンに一歩身を引いてしまったが、トニー・レオンとレスリー・チャンの心を切り刻んでの愛憎渦巻く切なさには圧倒されてしまった。 時折映し出される『イグアスの滝』の地球の情景とは思えない壮絶なシーンは、二人の心象の行く末を物語っているようで深く心に刻まれた。 大概は二人の痛いまでの心の行き違いが描かれるが、二人が台所でタンゴを踊るシーンは素敵。 煙草と皮ジャンもストーリーに彩りを添えていたが、アストル・ピアソラのタンゴの情熱的かつ哀切な調べも効果的だった。 そして、タートルズの『Happy Together』も心地良かった。 『恋する惑星』の『夢のカリフォルニア』といい、『天使の涙』の『Only You』といい、有名どころの楽曲を外連味なく使い切る姿勢に、監督の懐の深さが窺える。 結末の反転した情景とともに、二人の関係の行く末も、これしかないという幕引きで唸らされた作品だった。
- pin********
5.0点
ウォン・カーウァイの他の映画はそんなに好きじゃない。というかむしろ苦手。 不思議ちゃんなキャラ設定とかがてんでダメで。 でもこの映画は特別です。 劇場公開中に3回見に行って、DVDも関連写真集も持ってますw この映画でイグアスの滝を知って、ずっと行ってみたくて、その何年後かにブラジルに行ったくらいです。 奇しくもその旅行中に、レスリーチャンが亡くなったのでした。。 物語は男同士のグダグダな恋愛もので、舞台がアルゼンチンなことを除けばはっきり言って特別なことは何もありません。 でもこの色彩感覚、疾走感、タンゴにフランクザッパ・・・。世界観にやられてしまいました。 このブルーグリーンのポスターを見ただけで切なくなるくらいw 個人的には、西の「トレインスポッティング」東の「ブエノスアイレス」って感じで、勝手に90年代サブカル映画の代表だと思ってます。 今の若い映画好きの方にも是非見ていただきたいです。
- hif********
5.0点
随分昔に映画で観てとても印象深かったので、久々にまた観てみました。やっぱり良かった。 男女の恋愛よりも障害が多いというイメージのある男同士の恋愛話だし、レスリー・チャンの危なっかしく儚げな雰囲気や色気で、どのシーンも切なく感じてしまう。トニー・レオンも勿論良い。 ストーリー自体は淡々と進んでいくけど、この二人の独特な存在感で二度目の鑑賞も全く飽きなかった。 またいつか観たくなる映画です。
- rec********
3.0点
ウォンカーウァイに豊かさを求めるのは限界があるというのは今や映画の常識となりましたがまさかパトリス・ルコント位まで堕していかないだろうな?という懸念が観ている間途切れませんでしたが特急列車に乗車した余韻にも似た疾走感でかろうじて回避しえたようでホッとしました。
- mor********
5.0点
男性ものの恋愛、という視点で見なくても 振り回される人や振り回す人の立場がいちいち共感出来て 人間模様がいいなぁとなります ファイは真面目だろうけど、ウィンからすれば束縛がキツいんだろうし ウィンはダメなんだろうけど、本心で生きてるからファイは引かれるんだろうし 後半に出てくるチャンは、ファイに惚れてたんだろうけど ファイほど自分を出す事が出来ない 声が好きだと言ったり、やたらに触れたたり チャンの自分を出せない部分は、同性愛ならではの部分かな、とは思いました それにしても好きなのに行き過ぎたり、何度離れても戻りたくなるとか 好きと言えないとか この映画はいいです 映像もおしゃれ どのシーンを取ってもおしゃれ
- nom********
5.0点
15年くらい前に観た時は、 正直なところ、そんなにいい作品だとは思いませんでした。 というか、男同士の絡みが生々しくて、 そこに意識をほとんど持ってかれてたのかも(笑) でも、今改めて観てみると、 …やっぱり素敵な映画なわけですよ、ほんと。 あー、やっぱり私ウォン・カーウァイ好きだなーって。 とにかく「画」が好き、「音」が好き。 いちいち素敵なんです、本当に。 ウォン・カーウァイ作品って、 頭で観るとクエスチョンマークがいくも並んで、 なにこれ?どーゆーこと? 意味わからん〜 みたいな感じになることもしばしば…。 (というか、15年前にウォンカーウァイ作品観たとき自分がそうだった) (1回目でめちゃ素敵!と思ったのは「花様年華」だけ) こーゆー映画の 自分なりの観方?みたいなものが出来あがってくると、 シンプルに「好き」って思う。 こりゃー、「恋する惑星」も「欲望の翼」も、もう一回観直さなきゃならないな。 圧倒的なイグアスの滝と、 トニー・レオンの切なさと、 ウォン・カーウァイのセンスに魅せられた作品でした。
- kgi********
5.0点
ネタバレ美しい恋愛映画
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ぺいぺい
4.0点
わからん!!わからんよ!!トニーとレスリーがずっと可愛いとか、うるさいとか、ウォン・カーウァイの映画の美しさ(どのシーンもすべてが絵画のようう)とかしか頭に入ってこない。 でも解説を書いて下さってる人がいて、とりあえずこれは「やり直す」話なんだな、と。 視点はずっと、ファイ。
- eur********
2.0点
南米が好きなのでチョイスしたのですが。私には、この作品の見所がわかりませんでした。どの人にも感情移入できず。恋愛もので感情移入できないと、ただ見ているだけになってしまう。映像も何か工夫されているのは感じるのですが、何が良いのか、わからず…
- とみいじょん
5.0点
イグアスの滝。”大いなる水”という名を持つ滝。”悪魔の喉笛”と名付けられた絶景ポイントを持つ滝。 そんなイグアスの滝が何度も映し出される。圧倒的な水量が滝つぼになだれ込む様は、ただただ圧巻。心が呑みこまれていく。 そんな滝にも似た二人の恋愛模様。 お互い、お互いをむさぼりあうだけ。求め、束縛し、支配し、苦しくなり離れては、また求めあう。 お互いを、そして自分自身も破壊尽くさなければならないほどの想い。 自分と相手との境界線も見えていない。ただ、一つになることを求め、でも呑みこまれることには恐怖を覚え、そのジレンマの中で、お互いがお互いを傷つけあう。 狂おしくも残酷な愛。 不器用な愛。 私は、こんな風に人を求めたことがあるだろうか。 人を愛したことはあるし、恋愛もしてきてはいる。 けれど、どこかで、嫌われないよう間合いを計りながら、自分の生活・相手の生活も成り立つように、醒めた頭で考えながら、生きてきた。 それは賢いことではあるものの…。 自分のすべてをさらけ出してぶつけ合い、相手を求めざるを得ない激情。多分、私の中の無意識に押しこめたその想い。 だから、ファイが、ウィンが、こんなにも愛おしくて目が離せないのだろう。 一歩間違えれば、痴話げんかのドキュメンタリーにもなりかねない作品だが、 相手の存在を乞う人間を描いた普遍的な映画に仕上がっている。 それは、 色使い。構図。それだけでも見応え有る映像におう所が大きい。 そして稀代の名優たち。レスリー氏、トニ―氏、チャン・チェン氏。誰が欠けても、他の人と入れ替わっても、この作品は成り立たない。 制作途中は、いろいろとアクシデントもあったと聞くが、それをすべてプラスに変えた監督の力があってのことだろう。 狂おしい激情に触れたくなったとき、何度も観返してしまう映画です。 レスリー氏が亡きことがただ悔やまれます。合掌。
- suk********
4.0点
惹かれ合いながらも、傷つける事しかできない男と男の刹那的な愛
- kac********
3.0点
ネタバレブエノスアイレスは寒すぎる
このレビューにはネタバレが含まれています。