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エアフォース・ワン (1997)

AIR FORCE ONE

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
  • みたいムービー 75
  • みたログ 4,671

3.74 / 評価:945件

緊迫感がない

  • Mitaeiganokirokuyou さん
  • 2020年10月29日 4時07分
  • 閲覧数 384
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画には緊迫感がない。なぜなら、いくら退役軍人とは言え「大統領が強すぎる」からだ。ホワイトハウスとわずかな手段で交信しているが、そこに頭を使ったものが少なすぎる。だから、結局大統領が超人であるから助かったという要素があまりにも多いのだ。貨物室での敵一掃も、相手のテロリストは大声で「大統領がいるぞ!」言えばいいのに一人で戦う。誰かが仲間を殺してるのに、戦術的に助けに行かないテロリストも能無し過ぎる。

元々が荒唐無稽な設定ではあるが最低限の説得力がないと、作戦行動に納得感も爽快感も、助かった時の感動も湧いて来ない。ホワイトハウスの情報分析がダラダラしているだけなので、助けられた作戦はミサイル攻撃ぐらい。あとは頭を抱えてるだけの無能軍団だ。ロシアの大統領が釈放を決断する理由も分からない。やるはずのないことをやらせるなら、見ているものを納得させなければならないのに、あまりにあっさりと決まってしまう。「なんで?」としか思わない。ゲーリーオールドマンを倒すのも腕力と偶然の結果で、「やった!」とも「なるほど!」とも思えない。筋肉の勝利だ。大統領の裏切った部下の存在も、彼の背景に言及もドラマもないので「なんで?」という疑問しか残らない。要所要所が雑なので、「なんでそうなるの?」と思ってしまう。

極め付けは、AWCKSからの救出だが、なぜ無駄に時間を費やして危険な綱渡りをさせるのか。人数分のパラシュートを持ち込んだほうが早いだろう。この時のパイロットを含めて、大統領の命を救うために、あまりにあっさりと部下が犠牲になるのも興醒めである。人の命をぞんざいに扱わず、やはりドラマの中に組み込まないと、セリフが少ない無名役者はロボットなように命を捨てることになる。これで大統領と家族が助かっても、この手の映画ではお決まりの「みんなで大声あげてガッツポーズ」というのは、白々しすぎて感動できない。

もし、この映画のアイデアが、「ダイハード」や「インディペンデンスデイ」に生かされたのなら、その点では役に立ったのかも知れない。このぐらいかな。

詳細評価

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