あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(13件)
- fg9********
4.0点
…しょぼいタイトルなので観るかどうか迷ったが、観てみる。 …あらすじは、解説のとおり。 若き検事(アンディ・ガルシア)が正義をふりかざしてある事件に挑むが、調査を進めてゆくうちに、警官の大規模な汚職が浮かび上がる。 しかも、そこには自分の父親も絡んでいて苦悩し挫折して、人間的に成長してゆくストーリー。 結末での、成長したアンディ・ガルシアの言葉には含蓄が感じられ、なかなか見応えのある作品だった。
- 一人旅
4.0点
シドニー・ルメット監督作。 ニューヨーク市警内部に蔓延る汚職の全貌を暴くため奔走する元警官の新人検事・ショーンの姿を描いたサスペンス。 シドニー・ルメットらしい社会派サスペンスの一作で、ニューヨーク市警内部の腐敗を取り扱った点では切り込み方こそ違うものの同監督の『セルピコ』や『Q&A』と通じる部分がある。とは言え、知名度的にはアル・パチーノの熱演が光った『セルピコ』の圧勝で、本作は『セルピコ』の影に隠れた不運な作品のように思う。 “汚職暴露物+父と子の不信と絆”といった内容の作品。大物麻薬密売人の男に銃撃され重傷を負った警官・リアム(イアン・ホルム)。敏腕弁護士・ヴィゴダとともに出頭してきた密売人の裁判を、負傷したリアムの息子である検事・ショーンが担当することになる。しかし、法廷で密売人の口から語られたのは警察内部の汚職。ショーンは警察の汚職の全貌を明らかにするため調査を開始するが、父も汚職に関与したのではないかという疑念が湧き始める...というのが大まかなストーリー。 その中で、“各個人の法と正義の価値観の相違”が物語の焦点になっていく。たとえば、人を殺す、という行為は考えるまでもなく間違った行為だと分かる。だが、本作で問題となるのは、法と正義の優先順位が各個人によって曖昧となるケースだ。凶悪犯罪者をその場ですぐに捕えるために逮捕状を偽造する、という行為は、法の観点からすれば立派な違法行為。だが、正義の観点から見ると、各個人によってその結論にはバラツキが生じる。法を遵守することで得られる結果以上に、法を破ることで得られる結果の方が重いと判断すれば、社会的にはそれが許されなくても個人の頭の中ではそれが正当化される。法と正義は必ずしも一致しない。殺人や麻薬などの分かり切ったケースでは法と正義は一致するが、各個人が持つ真の正義観が試されるのは、ささいな法と個人の正義が天秤に掛けられる場面だ。本作は、法が自身の行動の絶対的な拠り所となるべき司法に関わる人々の人間的な心の弱さを浮き彫りにする。 そして、主人公ショーンに扮したアンディ・ガルシアの演技が秀逸。演技の質だけで言えば『セルピコ』のアル・パチーノと比べても遜色ない。感情を抑えた演技と、本音が吐露する際に見せる憤りの表情の対比が絶品。肉親に対する愛と検事としての責務の狭間で葛藤する姿がさまになっていた。また、ショーンと法廷で舌戦を繰り広げることになる敏腕弁護士・ヴィゴダ役のリチャード・ドレイファスも好演。ショーンとヴィゴダが法と正義の関係について語り合うシーンが印象的だ。
- spi********
3.0点
正直あまりピンと来ませんでした。 警官経験のある主人公が検事補になるのですが、 社会の裏も表も知っているはずの警官だったにしては、 あまりにも考え方がまっすぐすぎるというか単純というか。 そして変なことに、中身はそうなのに、新人にしては態度が大きすぎます。 元上司の頭を手でなでるなど、普通はやらないようなことをします。 まるでマフィアのような馴れ馴れしさです。 なんだかアンバランスな演技でした。 どうしても主人公に感情移入できませんでした。
- ain********
3.0点
人間、正義感が強いっていうのはメリットなんですが、 それゆえに苦闘するってやつですね。 自分の出世や生活にも影響する事で、 様々な葛藤が沸き起こり、飛躍するか 落ちていくか運命の分かれ道になる事も 時には起こりうります。 観てる時はそんな事を考えてました。
- sat********
5.0点
ラストに設けられたアンディ・ガルシアの話には 涙がこみ上げてきた。 会社や、人の波に揉(も)まれ、苦しみ、失望し、退職などを考えたことのある 人なら、心に 「ぐっさり」くる 話でしょう。 この話は、理想論では無い 人の世の 現実での 生き方をも表している。 新入社員研修・並びに 薄汚れた組織化された雁字搦め(ガンジガラメ)の 上層部たちにも見て 改心してもらいたい いい映画だった。 恋人役が余り好きじゃないので、配役の点数は低くした。
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