多くの賛否を集めるのも名作だから
- osakadesu333 さん
- 2010年11月19日 19時34分
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正装で終えたい人とか、楽器をひいていたい人とか
操縦室にいたい人とか、お祈りをする人とか、
一方生きることへ執着し続ける人とか、
そういうパニックになる人たちを抑えようとする人とか、
色々ですけれど、死への恐怖はみんな共通しているはず。
あの危機的状況の中で自分だったらどうするんだろう、
なんて想像することも難しいですが、
だからこそ「毎日に感謝」という重みを実感できます。
そう、なんか思うことは、「明日天災やら事故やらで
死ぬかもしれないんだからね」なんていう想像が
タイタニック号では現実に起きているわけです。
それは、幸せの絶頂!って思っていた直後であっても。
私は最近漫然と生活していて、もっと刺激が欲しいとか思ったり
ちょっと嫌なことがあるとすぐ落ち込んでしまったりするけれど
それは本当に幸せなことで、一日一日を
感謝しなければならないんだなぁなんてベタなことに
気付かされました。ベタなことに心の底から「あぁそうだなぁ」
って気づくのって案外難しいのかもしれませんね。
もう一つのベタは、愛です。
結局不倫じゃんなんて批判が多くありますが、
愛が微塵もなかったんだから当たり前なんじゃないかと
私は思いますけどねぇ。
っていうか事件や事故などのエピソードをもとに作った作品には
悲劇なのにパニックやロマンスを強調するなんて
どういう神経してるんだ、なんて批判がつきものですが、
全世界の人々にタイタニック号沈没事件を印象付けている
という大きな役割は否定できません。
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