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シーズ・ソー・ラヴリー (1997)

SHE'S SO LOVELY

監督
ニック・カサヴェテス
  • みたいムービー 106
  • みたログ 434

3.74 / 評価:76件

なんたるっ、ラブストーリー

  • bee38 さん
  • 2009年6月27日 11時58分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

破天荒、凶暴、キレやすく妊娠している妻を置いて、
3日も家に帰らないような、甲斐性なしの夫エディ。
そのエディを待つモーリーンは泣いて、怒って、
空腹で、寂しくて隙だらけ、、隣人に暴行されてしまう。
帰宅してその事実を知ったエディはキレる、
キレるというより、壊れる。
気違いじみたその衝動に突き動かされ暴れているエディを
精神病院に通報するモーリーン。
しかし、夫の狂気は既に押さえられないところまできたいた。


「3ヶ月で出られるわ」と言う妻の言葉を信じて、しかし、
10年という止まったままの時間がエディの上に流れる。


モーリーンは10年間面会にも行かず、手紙も出さず。
お腹の子供ごと、どうしようもない自分を受け入れてくれた男
ジョーイと結婚し、こういう生活を「何不自由ない」と
一般的には言われるのだろう生活を送る。
3人の子供、優しい夫、すてきなマイホーム。


苦労した甲斐があったわ、めでたしめでたし、、、


とはいかない、


モーリーンは不自由だったのだ、
エディの事が大好きすぎて、
エディはモーリーンの事が大好きすぎて、
10年間を、3ヶ月と思い込んだまま。


どうすんだよ、素敵な旦那と可愛い子供たちはよぉ。。。


拳銃は持ち出すは、子供は泣くは、
モーリーンは手首を切るは、
すったもんだの挙げ句。おもう。たぶん全員が。


運命なんだと。


アタクシの稚拙な文章ですと、
ケッ迷惑な話だぜっ。とか、
モーリーンは酷いわ、バカ女。とか、
しょーもねぇバカップルだぜ。とか、
女ってやっぱわからねぇ。とか、
思われるかもしれない、このストーリー。


あなどることなかれ、素晴らしい映画なのだ。
この素晴らしさを文章に出来ない自分を恨む。
ゆえに、どれだけ素晴らしいかが
うまく伝わる自信が無いんですの。

しかししかし、

何よりこの脚本を残して映画の完成を見る事なく
この世を後にした、ジョン・カサヴェテス監督。
この脚本の映画化を熱望し、賛同し、感動し、惚れた、
ショーン・ペンをはじめ素晴らしい俳優たち。
父の意をついで、素晴らしい映画に昇華させた
ニック・カサヴェテス監督。
ジョンの妻、ニックの母、ジーナローランズも出演している。
子役も素晴らしい、何と太っ腹な子供だろう。
映画の背景までもが、感動もんで、

愛あるところに愛は生まれるがごとく、素晴らしい映画。
で、あることは確かです。


恋愛たるや、「彼が~だったら」「彼女が~だったら」
好き、、かもぉ、、というのは
あくまでも、「君の瞳に映る僕が好き」的
独りよがりであって、それもまた、いとおかし。。。
ですけれど、
生きてゆくなかでは、
自分の中で殿堂入りしてしまうような人がいる。
彼が、彼女が、どうだろうと、
どんな状況だろうと、
どんな奴だろうと、
たとえ、イリーガルだろうと、
自分の気持ちは変わらない。
そんな人が絶対にいる。とおもう。
ふみこめるどうかは、別として。ね。


実生活でも夫婦である
ショーン・ペンとロビン・ライト・ペンの
ダンスホールでのシーンは、しみるほど良いです。
ラブストーリーたるは苦手なんですけれど、
この映画は何度でも観たくなりまする。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • ロマンチック
  • 勇敢
  • 切ない
  • セクシー
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