ソルジャー・ドッグス

英雄無涙/HEROES SHED NO TEARS

85
ソルジャー・ドッグス
3.3

/ 8

13%
38%
25%
13%
13%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。

予告編・動画

作品レビュー(2件)

勇敢25.0%恐怖25.0%絶望的25.0%スペクタクル25.0%

  • xi_********

    2.0

    『黄昏戦士』と『英雄無涙』

    この映画は、ジョン・ウーのファンの間では長らく「幻の作品」とされた83年制作の戦争映画です。『黄昏戦士』と題された本作をタイで撮影したジョン・ウーは、その過激描写を巡ってゴールデン・ハーヴェストの上層部と対立。結果的にこれはジョン・ウーが同社を追われる原因となり、その後はシネマ・シティの台湾支社で不遇の時代を過ごすことに(表舞台へ返り咲くのが86年の『男たちの挽歌』となるのは周知の通り)。 一方、本作の編集権をジョン・ウーから取り上げたゴールデン・ハーヴェストは、この映画をお蔵入りさせます。ところが『男たちの挽歌』が空前のヒットとなった途端、勝手に編集を加え、タイトルも『英雄無涙』と改題して86年9月に公開(成績は大コケ)。つまり、ジョン・ウーのオリジナルである『黄昏戦士』は現在に至るまで陽の目を見ることなく、『ソルジャー・ドッグス』として日本でもDVD化されているこの映画は勝手に手を加えられた『英雄無涙』なのです。因みにこの『英雄無涙』の統括プロデューサーにクレジットされているのが、あの『ラヴソング』のピーター・チャン。タイ人の母親を持つ彼が通訳として撮影に参加していたことは知っていますが・・・まさか、彼が再編集の責任者だったのでしょうか(勿論社命でしょうけど)。 ジョン・ウー初の銃撃戦が登場した、この映画のストーリーを紹介します。 1975年、タイ政府は「黄金の三角地帯」に潜む麻薬王・サントンを捕らえるべく、派兵を決定。米国への移住を条件に志願したのは5人の中国人兵士たち。彼らは見事に作戦を遂行し、サントンの身柄を確保する。その帰路、国境付近の検問所で彼らが目にしたのは、フランス人婦女へ暴行を加える兵士たちの姿。その検問所の長官(ラム・チェンイン)はこの婦女を射殺しようと銃を手にするが、スコープの先に見たのは5人の中国人兵士と、そのリーダー(エディ・コー)の姿。片目に銃弾を浴びた長官は、その恨みから、彼らへの執拗な攻撃を開始する・・・。 この映画、ゴールデン・ハーヴェストが及び腰になったのも頷けるほど残虐なシーンが多い。 本作自体は再編集が加えられているので、それを単純にジョン・ウーの映画だとは言えませんが、ただこれらのシーンを撮影したのがジョン・ウーであることは間違いないわけで、えらく思い切った冒険をしたものだと思います。今思えばですが、70年代後半~80年代初頭のジョン・ウーは、自らの映像美学を投影した『過客(邦題:カラテ愚連隊)』(お蔵)、『少林門』(お蔵)、『豪侠(邦題:剣聖たちの挽歌)』(大コケ)の三作全てが失敗しており、本意ではないコメディ映画で活躍していました。その鬱憤が溜まっていたと考えるのが自然でしょうが、それにしてもここまで暴力的なシーンが必要だったのかは疑問。 ジョン・ウーの暴力描写は幼少の実体験に裏打ちされており、そこに日常の大切さを投影していると言うのは良く知られています。その想いが過ぎるせいか、彼の戦争映画(本作、『ワイルド・ブリット』、『ウインド・トーカーズ』)は全て映画的に失敗しており(演出が過ぎる)、これは決して偶然ではないと思います。この『英雄無涙』の姿は彼の本意ではないので、これをもってジョン・ウーの意思を語ることは出来ませんが、『黄昏戦士』のままだったとしても、多分、結果はあまり変わらなかったのではないでしょうか。 映画会社が興行を重視するのは当然ですし、ゴールデン・ハーヴェストを責めるつもりはありません。それに『英雄無涙』を観た限り、彼らの決断にもそれなりの理由があったことは一目瞭然です。 ただ監督(作家)の想いを知るには、やはり、オリジナルを観なければ話にならない。 私は、『黄昏戦士』に懸けたジョン・ウーの想いを知りたい。 原版は残ってるんでしょうか。 残ってるのならば、いつか、それが陽の目を見ることを願っています。 ※この採点はあくまで『英雄無涙』に対してのものです。

  • どーもキューブ

    4.0

    ジョンウーの残酷戦場物語

    1986年脚本監督出演ジョンウー。タランティーノ個人的配給レーベルのローリングサンダー提供。PG-15どーも指定。DVD再発希望。初期ジョンウーの雑食なフィルム、本作と「カラテ愚連隊」は上映禁止処分がくだったそうです。ジョンウーの残酷戦場の狼。麻薬のボスを拉致する派遣軍隊の暴力物語。れいにより爆薬量がハンパないです、バンバン爆発、ドスドス倒れる。ジョンウーの中期傑作「ハードボイルド」がマックスの爆薬量としますと二番め?の凄み。次々容赦ない残酷シーン。絶え間ない描写。銃撃、爆発、血、拷問、お色気の並列つなぎ。ジョンウーファン必見の狂った戦場のはらわた。その中にも、ジョンウー監督のテーマ、終始一貫する「友情」「瞳のコミュニケーション」「裏切り」「子供、ラブ」が荒々しく挟み込まれます。とにかく残虐行為満載なんで、女性ジョンウーファン要注意!ですが、やり過ぎのなかに博打やお笑いが半端にてんこ盛り。B級な匂いがありますが、ジョンウーがやりたい事をやりつくした暴力戦場。自ら悪逆ボスでリアルファイトして主演してます!戦場の狼達の戦いの果てに何がみえる?!追伸他タランティーノのローリングサンダーレーベルでは、タケチャンの「ソナチネ」。カーワイの「恋する惑星」、女囚映画のジャックヒル監督「スゥィッチブレイドシスターズ」等々ビデオ発売されました。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
ソルジャー・ドッグス

原題
英雄無涙/HEROES SHED NO TEARS

上映時間

製作国
香港

製作年度

公開日
-