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最後の戦い

最後の戦い

LE DERNIER COMBAT/THE FINAL COMBAT

90

一人旅

3.0

映像と音楽の世界

リュック・ベッソン監督作。 フランスのヒットメイカー:リュック・ベッソンの初監督作品で、文明の崩壊した近未来を舞台に生き残りの者達の戦いを描いたSFアクションです。 文明が破壊され荒廃した近未来を舞台に、僅かな食糧と物資で生き延びてきた男達の最後の戦いを描いたSF映画で、集めた部品で飛行機を作製する若い男(主人公)、複数の奴隷を従える独裁者、廃病院を要塞化し暮らしている医者、要塞への侵入を試みる暴漢…と4人の男たちが繰り広げるサバイバルと対決のゆくえを独特のリズムの中に映し出しています。 声帯異常により人類が声を発せなくなったという大胆な設定のもと、全編にわたって台詞が一つも存在しない実験的な作品でもあり、言葉による状況説明を一切排し、男達の表情と行動だけでストーリーを語っていく異色の作風となっています。また全編を貫くシャープなモノクロの映像とトランペット独奏やアップテンポのBGMも強い印象を残しています。 鬼才リュック・ベッソンの原点を知る長編デビュー作で、撮影当時35歳のジャン・レノが執念深い暴漢を演じています。

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