リバイバル作品レビュー
- マーティ(クラシック映画レビュー) さん
- 2015年8月10日 17時33分
- 閲覧数 1448
- 役立ち度 2
- 総合評価
1948年、ビビアン・リー主演との対比でレビューします。
ソフィ・マルソーのアンナ・カレーニナ。
音楽に壮大なクラシックが流れる、ロシア色の強い演出。
随所にロシアの景色が広がり、往時のペテリブルグを感じさせる設定に時折ロシア語を交えた会話がトルストイの小説のよう。
気品あるアンナ役をどう演じるのかと思って見ていたソフィ・マルソーも迫真の演技で良かった。
エンドロールでのチャイコンが流れるシーンは、オーケストラのバイオリンの響きがアンナの一生を振り返っているようで、まぶたを閉じていても涙を誘う。
クラシック音楽好きにも一見の価値ある映画。
詳細評価
イメージワード
- 悲しい
- 絶望的
- 切ない
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