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ライアー

ライアー

LIAR/DECEIVER

102

mj2********

2.0

あどけなさの香り漂う

人は誰もが嘘をつく。 自分の価値を上げたかったり、ちょっとだけ人を騙してみたい時の手段として。 これはそんな「嘘」をテーマにした作品。 ある日娼婦の惨殺死体が発見された。警察はその容疑者として大富豪の息子ウェイランドを捜査線上に挙げる。 彼は取調室に連れて来られ嘘発見器にかけられるが、一向に発見器は反応しない。 しかし、些細なことで彼は自分が嘘をついてることを見破られる。 だが秘密を知られた彼はまだいくつもの嘘をつき続けている。そして彼を取り調べる刑事二人も… 日常の何気ない嘘に対する思いや裏側がよく表現できていた。 刑事との心理戦や、どこまでが嘘か分からないウェイランドの話に、半信半疑になり真実がつかみづらい。 ラスト間際に二転三転する構成もよくて、オチも謎の部分を含んだ終わり方で余韻に浸れる。 こんないい要素があるのにもかかわらず、なぜか表にはほとんど出ない。 それはこの映画がものすごく「スロースタート」だからだろう。 とにかく序盤がスローな展開で、まず眠気と戦わなければならない。 極力減らしすぎの音楽。 物語のほとんどが三人のおっさんによる取調室での密室劇。 会話ばかりで惹きつける要素がまるでない。これでは仕方ないか… どうもオチの部分に力を入れすぎて、ラストから逆行するように作られたような気がする。 もったいないなぁ。もう少し万人受けするようにすれば名作となれたのに。 <4>

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