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ソウル・フード (1997)

SOUL FOOD

監督
ジョージ・ティルマン・Jr
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  • みたログ 70

3.83 / 評価:18件

“ B 級料理 ” を美味しくするもの☆

  • Kurosawapapa さん
  • 2010年12月9日 13時41分
  • 閲覧数 455
  • 役立ち度 16
    • 総合評価
    • ★★★★★

毎週日曜日にサンデー・ディナーを開き、祖母であるビッグママが作るソウル・フードを食べることで絆を深めてきた家族。

しかし、ビッグママが脳卒中で入院したため、しだいに家族がバラバラになってしまいます。


ストーリーとしては、
・ずっと部屋から出て来ない伯父さんのくだりや、ラストも少々出来過ぎの感。

・前半、家族の幸せを願うビッグママの意思を理解せず、姉妹喧嘩、夫婦の問題など、やや稚拙にも感じました。

・家族の絆を取り戻すアマッド少年も、いい子過ぎるかな~、、、(^^;)



しかし、作品のメッセージは、しっかり伝わるものがあります。

“ソウル・フード” とは、アフリカ系アメリカ人の伝統料理の総称。

奴隷生活の中で、白人が食べずに捨てる豚足、豚の耳、内蔵、牛舌、牛の尾、鶏の手羽先などに、ニンニク、ローリエ、ハーブなどを加えて調理した料理。

過酷な労働で疲れ切った体と心を癒し、家族の愛情を育んだ、
いわば黒人たちの心に刷り込まれた “魂の料理” です。


今、日本は、B級グルメブーム☆

このB級料理も、
昔から地元の人に愛される料理だったり、ちょっとしたおやつ代わりだったり、
地元に馴染み、住民の心とともにある、1つの “ソウル・フード” でしょう。



そして、家族が集まる晩餐 “サンデー・ディナー” 。

(私事ですが)
毎週日曜は無理でも、うちの実家でも、年に1~2度、
私、弟、親の3家族、あと神父さんではありませんが、実家に長い間勤めてくれた家族同様のおばちゃんを必ず招き、食事会を開いています。

かといって、この映画のように沢山の料理を用意したり、喜びや悲しみを分かち合う、
そんな雰囲気ではありません。

ごくごく平凡に、家庭料理を食べ、話をし、ほんのひと時を過ごすだけ。


しかし、この食事会、
平凡であっても “思い出” として心に刻まれていくことは確かです。

3年前、ずっと一緒だった母が亡くなり、
今は子供たちを含め11名で、食事会を開いています。

母の座る場所も決まっていたので、
食事会を開けば、今でも母がその場に居るような気がし、
おそらくそれは、家族皆が感じていることだと思います。


きっと大事なのは、
同じ場所、 同じ席、 同じ面々、 そして、同じ我が家の味、、、

それらによって育まれた “思い出” が、
我が家のB級料理を、A級に感じさせてくれる☆

そして、家族のことを考えると、いつもその食事会のことを思い出すのです。


・家族みんなで食べると、料理は美味しくなる
・家族は、皆が揃うだけで絆が深まる

本作のそんなメッセージが、よくわかるような気がします。

「ソウル・フード」 「B級グルメ」 「我が家の味」

たとえA級でなくても、どれも美味しく感じるのは、 
 絆、 思い出、 ノスタルジー、  
そんなスパイスが利いているからだと思います。

詳細評価

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