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内なる傷痕

内なる傷痕

LA CICATRICE INTERIEURE/THE INNER SCAR

60

mkp********

4.0

感覚的で芸術的で暗示的。

フィリップ・ガレル監督の1970年代の代表的作品ということで観賞。 会話はほとんどなく、歌が流れ美しい映像とモデルで構成されたプロモーションイメージを観るような映画です。全体的には静かで重いトーンです。 神話的と解説にありましたが、浮世離れした芸術的・感覚的という映画で、見方によっては最初は退屈で難解になってしまうかもしれません。 何を言いたいかよくわからなかったため3回観賞しました(60分という短い映画です)。1回目は映像を中心に、2回目は歌詞を中心に、3回目は全体を通してです。3回目でようやくわかってきた感じです・・・。結果的には、よくできている、おもしろいという感想です。別の言い方をすれば3回も観れる映画なのです。 簡単に言うと依存やら重さで行き詰まってしまった男女関係と、その後の女性側の再生・自立への過程が描かれています(男性側の再生は取り上げられていません)。 おもしろかったです。

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