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真夜中のサバナ

真夜中のサバナ

MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL

155

kak********

3.0

サバナで出逢う魅力溢れる不思議な人々たち

ニューヨークのジャーナリストが主人公で、歴史有る都市”サバナ”であるパーティーの取材記事を書くことになるのだが、意外な事件に遭遇してしまう。 主役は、「コン・エアー」でニコラス・ケイジと共演したジョン・キューザック。共演は、「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー賞助演男優賞受賞のケヴィン・スペイシー。二人の心理戦の様な心の葛藤が見所になっている。 原作は、ジョン・ベレントの同名小説で、クリント・イーストウッドが製作と監督を務めている。舞台になっているのは、米国ジョージア州南東部の港湾都市サバナ。18世紀のイギリス植民地時代の歴史的建造物が数多く残っていて独特の雰囲気を醸し出している。 物語は進むのだが、映画を観ていると言うより、サバナに住んでいて住民の一人として成り行きを見ているような気持ちになる。これがクリント・イーストウッド流の表現方法なのか、そこで起きた事はそれぞれの考えに委ねるような姿勢が貫かれている。 それを支えているのが、個性的な共演陣で、「レディ・キラーズ」でトム・ハンクスと共演したイルマ・P・ホール、「スターリングラード」の狙撃手役が印象的なジュード・ロウ、娘のジュリエット・ルイスと「誘拐犯」で親娘共演が実現したジェフリー・ルイス、クリント・イーストウッドの娘でヒロイン役を務めたアリソン・イーストウッド、そして、ハバナの名士で本人役を務めたレディ・シャブリなど。 人生は好き勝手に出来るようでも、誰かに見られていると思わせる演出は、サスペンス色も感じられるが、真相の追究というより、それぞれの生き方が問われている。結局、人を傷つけるような生き方は自分に返ってくると言うことかもしれない。真の幸せは、お金や物ではなく良きパートナーから得られると確信した。

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