食ぱん
5.0点
映画や本、音楽でも娯楽作品に付きまとうのは、そのメッセージ性を重視するか?それともエンターテイメント性を重視するか?と言う点。このバランスがとても良い作品というのは名作。メッセージ性が強すぎればそれは監督のただの自己満足。かといってエンターテイメント性が強すぎれば子供向けのように陳腐になってしまう。この映画は、戦争映画にしてはメッセージ性はあまりないと感じた。しかし、有名な冒頭の戦闘シーン、これ以上はないかと思うほど圧巻。それなのにまだクライマックスの戦闘シーンで盛り上げる。映画という媒体で出来うる限り最大限の表現をしているのかと思うくらい、戦争映画で、こんな表現は不謹慎かもしれませんが、かっこいい。2時間以上ある長い作品ですが迫力もあるので一瞬に感じます。こんなに映像だけで楽しませてくれるのに、陳腐じゃない。スピルバーグに脱帽です。メッセージ性は少し低めかな?と思ったので、完璧ではありませんが★5で良いと思う。ぜひ皆んなに勧めたい映画。見て損はしない。
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