レビュー一覧に戻る
プライベート・ライアン

プライベート・ライアン

SAVING PRIVATE RYAN

170

wxj********

5.0

ネタバレ戦場の迫力とリアルさがお見事で圧巻

冒頭、年老いた男が家族を引き連れ、ある墓地を訪れる。 そして、1944年、オマハビーチに上陸する連合軍の姿を映し出す。 いきなりの大迫力の戦闘描写がすご過ぎて、ド肝を抜かれた! 上陸した途端に、敵から攻撃されまくって死体の山が次々と。 銃弾が飛び交う戦場の過酷で壮絶な現状を、まざまざと描いていく。 もう圧巻の一言で、凄まじ過ぎてあまりのリアルさにビックリ! ノルマンディー上陸作戦の凄惨な戦場を、見事に再現…表現していた。 1998年の作品で、これほどリアルさを追求した映像とは驚いた。 終始ハラハラドキドキで、戦場の緊迫感漲る迫力が圧倒的にスゴイ。 そんな激しい攻防を、何とか生き延びたミラー大尉にある任務が下る。 最前線で行方不明となっている落下傘兵、ライアン二等兵を見つけ救出する事。 彼には3人の兄がいたが皆戦死したので、軍上層部は末っ子だけでも帰国させようという。 ミラーは7人の兵士を選び、生死も分からぬライアンを探すため戦場に向かう。 出発してからも、いつ敵がどこから襲ってくるかも分からない、極限状態の連続。 全く緊張感が途切れないまま、色んな戦場を渡り歩くことになる。 ハプニングの連続で、犠牲者まで出てしまうのが悲痛で切ない。 何の為に・・・と、彼ら自身も葛藤しながら、ライアン探しが続いていく。 時には意見が別れ、ぶつかり合ってしまう事もあり多くを考えさせられる。 戦争の悲惨さ、残酷さを突き付けながら、人間ドラマもすごく深い。 ライアンを無事に助け出し、堂々と任務を終えて帰りたいというミラー大尉。 誇り高く頼りになる、ミラーを演じたトム・ハンクスが素晴らしい。 そしてようやく、ライアンを見つけ出した一行は、真実を告げるのだが・・・。 兄の死を嘆きながらも、ライアンはすんなり帰国に応じずある決意をする。 ミラー達は、ライアンを守る為、その場で行動を共にする事に。 クライマックスの戦いも、大迫力で爆破しまくり究極的に凄まじい! 色んなアイデアで作戦を立て、やるかやられるかの緊張のバトルの連続。 兵士たちそれぞれのキャラが生かされての、戦いぶりが展開していく。 スリリングでスピード感あって、壮大なスケール感があってお見事。 個々の生々しい戦いのエピソードが、リアルで怖くて切なくてたまらない。 手振れする映像が、余計にリアルさと鬼気迫る感じを醸し出す。 一人、また一人と犠牲が出てしまうのが、悲しくて苦しくて辛かった。 あの人の最期の姿は、ライアンならずとも胸に迫るものがあった。 ラスト、冒頭の映像と繋がり、あの男の正体が明らかになる。 その後の彼の生き様が伝わってきて、とても感動的だった。 映像、音響、当時の時代の細部に渡る再現度など、どれも圧巻のクオリティ。 構成も巧みで、長尺さも納得の、名作の超大作感が味わえた。

閲覧数2,949