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最前線物語

最前線物語

THE BIG RED ONE

110

fnh********

4.0

戦争ドラマの傑作

TSUTAYAで「プラトーンを超える傑作!」と推薦していたので借りてみた。これが久々のスマッシュヒット!これまで幾つもの戦争映画を見てきたが間違いなくベスト3に入る名作だ。物語は第二次大戦下のヨーロッパが舞台。北アフリカ戦線に始まり各地を転々と移動して行く古参の軍曹と4人の若い兵士達(兵士の一人はスターウォーズのマーク・ハミル!)の行動を描く。彼等が出会う数々のエピソードは結局、兵士にとって戦争は個人の問題でしかない事を痛烈に物語っている。何よりリー・マービン演じる軍曹が素晴らしい。部下にとっては頼りがいのある上官、時に非情な戦争のプロだが、その根底にある優しさと人間性が心をうつ。所作、台詞、どれを取っても渋い。そして悲劇と喜劇が繰り返されていくストーリー運び。中でも印象深いのが戦闘の後に、戦車の中で軍曹と4人の兵士が出産を助けるシーンだ。生きるために人を殺す事を余儀なくされた兵士達が赤子を手に喜ぶさまに心をうたれる。戦場も人生も予想だにしない事が起き、生と死が混在している。自ら第二次大戦に従軍した経験を持つ監督ならではの視点がどのシーンにも貫かれている。

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