マイ・フレンド・メモリー
- sot***** さん
- 2007年10月10日 0時22分
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素晴らしいメッセージ性を持った非常に分かりやすい映画。「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」のようなお約束の展開が多いので先が読めてしまう部分が多いが、逆にそれが妙な安心感を持たせてくれ、より物語に集中させてくれる。
他の子よりも何かが足りない少年二人が主人公であるが、彼らを普段の生活の中で冒険させることによって、観客にもキングアーサーの様な騎士の心を身近なところからでも持てるのだよと教えてくれる。欧米人のキングアーサーに対する想いを、先にキングアーサー物語を見て知っておくと、なおさら楽しめるだろう。
ただ、少しイマイチだった点を挙げれば、最終章のランドリーでのシーツによるワイプがひとつと、撮影全体のチープさである。クレーンなどのカメラワークを多用している割にはレンズが長く、画面に迫力が無い。騎士伝説を現代少年になぞらえたストーリーなのであるから、もう少しシーンによってはアニメチックな表現をしてもよかっったのではないかと思う。また、シンメトリックな画面構成やボケ足を生かした撮影をしようとしているが、上手く効果を引き出せていない。ジョン・トールあたりが撮影していたら面白い映画だったかなと思う。
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