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ベルベット・ゴールドマイン (1998)

VELVET GOLDMINE

監督
トッド・ヘインズ
  • みたいムービー 159
  • みたログ 927

3.69 / 評価:174件

そこはかとなく、せつなくなる

  • omo***** さん
  • 2009年5月24日 23時56分
  • 閲覧数 1060
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

母がガチでグラムロック世代で、
子供のころに「ラビリンス~魔王の迷宮~」で初めてデヴィッド・ボウイを観たときに
「ボウイみたいなキラキラした人は今までいなかったから、皆彼を宇宙人て呼んでたんだよ」
と、母が言っていました。
なんじゃそりゃ?宇宙人て?と思ってたんだけど、
(確かにあの魔王のビジュアルはインパクトありましたが、、、(もっこりタイツとか)オイ)

昔のボウイの写真を観てなんとなく納得★
この映画を観て、「こういうファッションが流行ったんだ」と、更に新鮮でした。

映画の中は70年代のきらきら&セクシーでゴテゴテと創りものじみたセリフと衣装で満たされてます。

ゲイであることをありのままにさらして、性の革命を起こすブライアン。
でも彼自身が創りものになっていく。。。
映画の中でマンディの
「彼自身の頭の中で創った世界で迷子になったのね」みたいなセリフにもあるように。

二つの名前を持つことで、本当の自分を見失うことってあると思います。
作家さんや芸能人、水商売の人たちなどなど
二つの名前を持つことで、本当の自分と演出した自分の二つの人格も持ってしまうことがあります。
演出した自分を辞めたときに、気付くと本当の「自分」ってどうだったろう?と
本当の自分と付き合う友達もいなかったり、、、
演じつづけなければ、何もかも失うようになってしまうことも。
(昔の知り合いでそうなってしまった人がいて)

ブライアンは迷子になってしまって、「自分」を演じ続ける舞台から降りることができなくなってしまったのかな~。
でも彼はそれはそれで良かったんでしょうね。
逆にカートはむちゃくちゃではあるんだけど、常に自分を持ってる人のように思いました。

インタビューで監督が、「一番共感を呼ぶのはアーサー」と言っていましたが
昔、某バンドのコスプレファンだったので(笑)
ガチでクリスチャン・ベイル演じるアーサーが一番身近に感じました。

アーティストに夢中になって馬鹿やっちゃうのも(笑)
大人になったアーサーが取材を通して自身の青春の甘いことも辛いことも思いだしていく様子に
自分も「若いころはアホやったな~」
「あれは楽しかったな~」とか、なんだかしみじみ思い出して、ちょっと切なくなりました。

大人になってそうそうライブに足を運ぶこともなくなり、派手な格好も卒業して
髪の色は黒、ファッションよりも生活費(笑)
不況やインフルエンザ騒ぎに、仕事な毎日。。。

ブライアンは言う「人生はイメージだ」
カートは言う「君のイメージを描け」
そしてアーサー「彼はそれを自由と言った」
時とともに守りに入りがちになっちゃうけど、人生のイメージはまだ描けると思いました。


★個人的に好きなシーン
「Baby's on Fire」のライブのシーン
グラムのお別れ公演での美しい幕引き
歌のシーンはほとんど好き! サントラ買っちゃいました。

★個人的萌えシーン
クリスチャン演じるアーサーのキラキラメイクやお洋服の似合わなさ(オイ)
ユアン演じるカートの挑発ヌード
カートが意外にもロマンチストなところ

★個人的に好きなセリフ
カート「僕は君を狂わせる」

好き嫌いがはっきりする映画だけど
観た人のイメージまかせでいいんでないかいって思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 知的
  • 切ない
  • セクシー
  • かっこいい
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