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二十歳の死 (1991)

LA VIE DES MORTES

監督
アルノー・デプレシャン
  • みたいムービー 5
  • みたログ 42

3.38 / 評価:8件

空気感覚を感じましょう

  • bakeneko さん
  • 2009年7月9日 17時44分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

アルノー・デプレシャンの最初の作品で、“ある環境下の人々の数日間の心理状景”をくっきりと切り取る事に成功している、心象風景映画の傑作であります。

深刻で非日常的な“事件”が生じた場合、人間は“日常の挙動を維持しつつ”も“普段は気にかけていない感情”を発露します。そして集団に置ける“感情の集積”は、“異常な空気感覚”となって全体の環境を異なったものとして認識させてくれるのであります。
本作は、“事故とその結末”という“ドラチックな展開”の間に存在する“待機期間”における、“精神の静謐な沸騰”を見事に捉えた映画で、正に50分で見せるべき傑作であります。
静かな何気ない描写の、積み重ね&共鳴による、“現実世界の構築&描写性”に唸らされる映画であります。
あと、デプレシャン組の俳優陣の若き日が見られるのも“収穫”であります(特にマリアンヌ・ドニクールとエマニュエル・ドゥヴォスが綺麗♡)。

激しいドラマ性を求める方や“登場人物が自分の考えを逐一セリフで喋りまくる”親切な作品に慣れている方には、つらいかもしれませんが、「息子の部屋」等の作品をきちんと観ることの出来る人にはお勧めの映画であります。

で、DVD版にはおまけに、短編「舞台の獣」という楽しい作品が付いています。
こちらは、多くのシニカルな事象やエスプリに溢れながらも基本は陽性の作品ですので、楽しい気分になりたい方はこっちを後に鑑賞されると良いと思います(短編と侮るなかれ、こちらも見事な群像さばきが観れる傑作で、思わぬ大物の出演もあります)。

で、本作が気に入られた方は、今度は明るく「そして僕は恋をする」へ…。

ねたばれ?
本当にフランス人は服装センスに厳しいなあ!

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