出発

LE DEPART

90
出発
3.4

/ 20

35%
15%
15%
25%
10%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)

コミカル13.3%不思議10.0%ロマンチック10.0%楽しい10.0%かっこいい6.7%

  • bar********

    3.0

    過大評価かと・・

    出発。スコリモフスキ監督の、金熊賞を受賞したという一作ですが、私は(他の皆さんもそうかもしれないが)何かの間違いだと思います。 スコリモフスキ監督は別に悪い監督というわけではありませんし、彼の作品でも気に入っているものはあります。ですがこの作品は、才が走りすぎていて統一感がなく、完全にアイディアと斬新性だけの映画になっています。 主人公がラリーに出場するためにポルシェを手に入れようという一応の大筋はあるものの、それよりもこれは多彩な前衛的芸術表現のための映画であり、そんなストーリーはたいして意味がないものです。 主人公は監督の統一感のない前衛的表現のために犠牲にされています。まさしくその前衛的表現がウケるかウケないか、ただそれだけにこのキャラクターと物語は懸かっているのでして、それ以外に意味はありません。 私はその前衛的表現も、「前衛的表現」という部類で区切って考えれば(つまり他の前衛的映画と見比べてみるならば)、他とたいして変わらない、趣味性だけが先走りすぎているだけの無内容なものだったと感じています。これはフランス文学やフランス映画特有の異常性でして、その異常性が芸術にまで高まる場合もあるのですが、多くはただ「異常性」という価値しか持たないまま墜落していってしまうもので、本物というと僅かに一握りしかいないものです。 この作品はフランス芸術文化の一端を知ることができるという意味でいい作品かもしれませんが、それよりもゴダールの『勝手にしやがれ』の方がうまくできていますし見る価値のあるものです。 ※すみません、これはベルギーの映画でしたね。ただフランス文化圏で作られた映画としていいような気がします。 私がここまで口を鋭くして批判する理由は、やはり似たような作品が数多くあることが挙げられます。その中でも光る作品はあるのですが、それらは「前衛的表現」によって優れた映画となったわけではなくて、造りが緻密だったり、優れたテーマ表現があったり、統一感があったりと、全ての映画表現に共通する大切なデザインによるものです。別に前衛的表現を馬鹿にしているわけではありません。しかしそれらは作品の根本的テーマとか、魅力あるキャラクターとか、そういった他の作品的要素と結びつくことで、特別な意味が生じるのであって、この作品はどちらも貧弱なので、前衛的表現の悪い部分のみが浮かび上がってきてしまっているという感じです。 若い芸術家の挑戦の時には、こういった凡作もあるものかもしれませんね・・なぜ賞を受賞したのかは理解できませんが・・

  • 柚子

    2.0

    クソガキ(笑)

    ポルシェでカーレースに出たいが、ポルシェも無ければ、お金もない あの手この手で、ポルシェを手に入れようとする ちょっとワルぶった男に惹かれる年頃の女性が、荷担するも、悪いことで、手に入れることはできないよ~ 多動症なのか、単なる切れやすい性格なのか不明なれど、人間として、こんな男は嫌だなぁと思ってしまう (役として、ジャン・ピエール・レオは、ハマっていたけど(^-^;)

  • 一人旅

    3.0

    “大人”になるための準備期間

    第17回ベルリン国際映画祭金熊賞。 イエジー・スコリモフスキ監督作。 カーレースに出場するため、ポルシェを手に入れようと奔走する青年の姿を描いたドラマ。 ジャン=ピエール・レオが主人公の青年マルクを演じた青春ドラマで、憧れのポルシェを何とかして手に入れようと必死になる様子が面白い。ポルシェ所有の金持ち熟女をくどいてみたり、モーターショーに忍び込んで盗み出そうとしたりとあらゆる手段を使ってポルシェを狙うのだ。その過程で若い娘との微妙な関係の顛末も描かれていく。娘との会話を通じて自身の生き方を見つめ直していく青年の姿が印象的だ。そのため、本作には精神的に大人に向かう青年の成長物語としての側面もある。残念ながら物語は退屈だったが、コミカルで不思議な演出は魅力的である。娘と協力して大きな鏡を運ぶシーンで、一度割れたはずの鏡が逆再生で元に戻っていく演出は目を見張るものがある。

  • Ken

    1.0

    駄作なのでは?

    バリエラ直後に続けて鑑賞。 主人公はアスペルガー? 彼の下品な行動と甲高い声に耐えられず途中退場。 アーティスティックな絵もなく、ストーリーはドラマチックで、スコリモフスキーのスランプ時期の作品なのか。 一般的に見やすいという理由から、ある程度の評価はされているのかもしれないが。 レスペクトする監督だけにザンネンな作品!!

  • ********

    4.0

    若さの表現

    1967年。イエジー・スコリモフスキ監督。美容院に勤める男は車のレースに出ようと詐欺まがいの手段でポルシェと資金を得ようとする。その過程で女性と出会い、、、という話。 とにかく今の現実から逃げ出したいが何をしていいかわからず、結局は臆病な青年にジャン=ピエール・レオ。驚くような映像もドラマもないけれど、「若さ」の表現がただの感情の爆発にはならないところがすばらしい。レースに出る理由もないし、出ない理由もない。ただ車に乗って、自転車に乗って、二人で歩いて、街をうろうろする。妙なリズムの映画です。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ベルリン国際映画祭第17回

金熊賞

基本情報


タイトル
出発

原題
LE DEPART

上映時間

製作国
ベルギー

製作年度

公開日
-

ジャンル