使用前にチェックしないと…
- 一人旅 さん
- 2020年3月14日 9時15分
- 閲覧数 198
- 役立ち度 3
- 総合評価
マルティン・ヴァルツ監督作。
ニューヨークを舞台に、コンドーム型の生命体の襲撃を描いたモンスターパニック。
ドイツ産モンスターパニックのカルト作で、コンドームの形状をした謎の生命体が男達の大事なイチモツを噛み千切っていく連続怪奇事件の捜査に当たるゲイのイタリア系刑事の孤軍奮闘を描いたトンデモ映画です。
「キラーコンドーム」というタイトルから既に珍品臭が漂う逸品で、性欲を膨らませた男達がウキウキルンルンで装着したコンドームが、実は内側に沢山の鋭い牙を備えた狂暴な生命体であった―という発想がもうぶっ飛んでいます。コンドーム生命体の造形も秀逸な出来で、“エイリアン”を作ったH・R・ギーガーがクリーチャーデザインを手掛けています。
キャラが濃すぎなイタリア系刑事(その名もマカロニ)が巷に出没中のキラーコンドームの謎に迫っていくという、伝統的なNY刑事物の薫りすら微妙に漂ってくるモンスターパニックで、マッドドクター&マッドサイエンティストの暴走を絡めたクライマックスの怒涛展開まで見せ場が沢山盛り込まれていますし、『サイコ』や『ジョーズ』のパロディシーンといった遊び心溢れる演出でも楽しませてくれます。
殺人コンドームの脅威を描いたドイツ産カルト映画で、“キュ~”と弱々しく鳴きながらちょこちょこ動くコンドームには妙な可愛げすら感じられます。
詳細評価
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- コミカル
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