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キラーコンドーム (1996)

KILLER CONDOM

監督
マルティン・ヴァルツ
  • みたいムービー 8
  • みたログ 141

3.17 / 評価:35件

これが襲ってくるなら恐怖映画でしょ

  • tra***** さん
  • 2008年7月3日 0時30分
  • 閲覧数 557
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ああ、お馬鹿がとまらない。ひっそりとゴミ捨て場の脇に咲く名も無い花。誰も見向きもしないような花。しかしその美しさに気が付く者は少なからずいる。おとんちな、とほほ映画に光よ、あれ。

こんなお馬鹿とほほ映画のクリーチャーデザインが、あのエイリアンのH・R・ギーガーってことに仰天。彼いわく「エイリアンのときよりもエネルギーを使った」んだと。エイリアンのおどろおどろしいデザインした人とは思えないおちゃめなコメントですね。

思いもよらないものが襲ってくる。それは「鳥」や「犬」や「子供」であったりすれば立派な恐怖映画。だが「トマト」とくればこれは立派なお馬鹿映画だ。それじゃ「コンドーム」だったら?…それはそれで立派な恐怖映画ですw。

舞台は現代のソドムというべきニューヨーク。(あ、でもドイツ人俳優つかったドイツ映画だから台詞みんなドイツ語ね。)生殖とは無関係な、快楽のみを目的とした、ただれた性行為が蔓延している。姦淫にふける人に対する神の怒りだろうか、突如としてコンドームが牙をむいた!。

主人公は、ニューヨーク市警のマカロニ刑事(某刑事ドラマとは無関係)。ホモセクシャルを公言し、いつも違う男をつれている。ここで美しいBLを想像してはだめ。マカロニ刑事はきったねぇナリした無精ひげのメタボ中年。なぜかゲイの若者にはもてもて、相手に不自由したことはない。…これだけでも大体どんな映画かは想像できるでしょ?多分あなたの想像を裏切りませんよ。

NYの安連れ込みホテル街で、男性の男性たるモノが食いちぎられるという身の毛もよだつ奇怪な事件が連続しておきる。マカロニ刑事はこの事件の解決に単身、身を投じるのであった。訂正。ゲイのパートナーも一緒。

コンドームの怪物同士が、コンドーム語(?)でなんかお互いにコミュニケーションとってたり、物陰からこっそりあたりを伺ったりとか、見方によっては愛らしく見えたりもします。危険がないのなら一匹ぐらい飼ってみたいですね。

普段は何の変哲もないコンドーム(アメリカのコンドームってあんなでっかくて、分厚いの?)。だが、油断をすると牙をむき襲ってくる。ホテルの一室でマカロニ刑事もコンドームに襲われた。拳銃で応戦するマカロニ刑事。しかし相手の動きは俊敏だ。物陰に隠れたと思えば、あらぬ方向から襲ってくる。マカロニ刑事は、片方の玉を食いちぎられるという犠牲の果て、ついに1匹の怪物を仕留めることに成功した。

そして、そのサンプルからは驚愕の事実が判明するのであった。…あとは観てね。ネタばれ避けるためじゃなくて書くのがめんどくさいから。

生殖以外のセックスは認めないという狂信的カトリック女性がが出てくる。彼女にとっては生殖を妨げるコンドームは唾棄すべき存在だ。ましてや、生殖とは無縁なホモセクシャルなど許しがたい。そんな彼女に、マカロニ刑事(繰り返しになりますが、メタボな無精ひげのホモオヤジです)が愛について朗々と語る。それが、なんか妙に神々しいんですね。感動的ですらあります(嘘ですけど)。

この映画のスタッフって同性愛を肯定してるのかな?それとも馬鹿にしているのかな?どっちとも取れそうなんですよね。お下劣なシモネタ満載ですが、いやらしくはない(と思える人は寛大な人です)。きっと、女性も観ても大丈夫(だと思います)。嫌なことがあった日には、お馬鹿なシモネタで陰気な気分を吹き飛ばしてしまいましょう。ただ、家族団らんには不向きですから、ご注意くださいね。

この作品、何を間違えたか、映画館で観たんですよ。パンフレットが凝ってましてね。コンドームのパッケージを模した箱に入っているのね。中身はこれまた蛇腹になったコンドームの袋を模しているんです。本棚の片隅でホコリ被ってたの久しぶりに開けました。なつかしw。

詳細評価

物語
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音楽

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