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スモーク・シグナルズ (1998)

SMOKE SIGNALS

監督
クリス・エアー
  • みたいムービー 12
  • みたログ 27

3.33 / 評価:3件

最悪の父でも父を想う息子!父は父でした!

  • allen さん
  • 2007年8月3日 15時28分
  • 閲覧数 817
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品,監督,俳優は殆ど無名でありますが,
私には,感動の1作となりました。
レヴューのトップバッターって一番風呂に入るような気分ですネ。

アルコール依存症で家庭内暴力(DV)の父親をもつヴィクター!
赤ちゃんの時,火事からヴィクターのオヤジに助けられたトーマス!
家庭を捨て,家出をしたヴィクターの父アーノルド!

彼らはアメリカ原住民であるインディアンの子孫です。
(ネイティブアメリカンと呼ぶのはインディアンが差別用語なのかな?)

父の訃報を聞き,遺骨を引取りにヴィクターとトーマスが旅にでる。
ヴィクターはアル中&DV&家出の父を子供の頃から憎んでおり
当然!遺骨の引取りを拒むが
親友のトーマスの説得でしぶしぶ重い腰を上げる。
火事で父を亡くし父親を知らないトーマスが説得したのも,うなずけます。
幼馴染の二人の友情がジーンと胸を打ちました!

生まれて初めてインディアン居留区の外に出た二人!
アイダホ~アリゾナまでの道中ではネイティブアメリカンであるがゆえに
さまざまな,障害などがあるが
二人は逞しく乗り越えていく!
ここにネイティブアメリカン監督のメッセージが強く込められていました!
余談ですがアメリカの州には沢山のインディアン語が使われています。
アラバマ,アリゾナ,アーカンソー,ユタ、ダコタ,ネバダ,オクラホマ,コネチカット,イリノイ,アイオア
カンザス,ケンタッキー,ミシガン,ミズーリ,マサチューセッツ,ミシシッピー,インディアナ,オレゴン・・・・

家出後の父をよく知るスージーから
父が起こした火事に対して悔やんでいた!などと生前の話を聞き
父親に対して,少し理解を示すヴィクターではあったが・・・・・
オヤジに対して,心の何処かに許せる理由が欲しかったのかな?
でも!どんな理由があろうと
酒に逃げたり!
ヨメハンや子供に暴力!
家族を捨てて家出!
言い訳無用!言語道断!男として最低の行為でしょう!
アメリカ映画にはよく,こんなオヤジが出てきますが
結構,たくさんいるんでしょうか? (映画だけ?)
ここにも貧困家庭が多いネイティブアメリカン監督のメッセージが・・・・・

ラストで遺灰を川に撒き涙を流すヴィクター!
当然!彼の涙の中には
これまでの憎しみや恨みと,一方相反して
父の不幸な一生を憐れんで,自然と涙が溢れ出たのではないでしょうか?
観ていて胸が詰まりました!

私自身は息子であり父親でもありますが
父と息子って,母娘みたいな機関銃のような会話はありませんが
たまに話す豆鉄砲のような言葉って,わりと味があってイイもんですヨ!

男同士の友情,父息子の愛情を,演出によってあまり強調せず
さり気なく表現した,心温まる感動作品でした!!

女性にはどうでしょうかネ?  (女の人からブーイングかな?)

原題のスモーキング・シグナルズって
要するにネイティブ・アメリカンの「のろし」でしょうけど!
何の合図の「のろし」なのかは,観る人がそれなりに感じ取ってください!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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