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ライフ・イズ・ビューティフル (1998)

LA VITA E BELLA/LIFE IS BEAUTIFUL

監督
ロベルト・ベニーニ
  • みたいムービー 1,534
  • みたログ 9,805

4.30 / 評価:3,209件

作品の最初と最後でこんなにも雰囲気が

  • yan***** さん
  • 2019年11月16日 22時21分
  • 閲覧数 1649
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

取り上げている題材が非常に重いものであるにも関わらず、冒頭からグイドのあまりのハイテンションな怒涛のようなしゃべりにこちらが2時間持つのかと正直心配になるほどの始まり方でした。イタリア的陽気さの典型といったところでしょうか。ところが、中盤になって、急に収容所へと連れていかれるシーンになり、作品の雰囲気が一変します。前半が能天気なまでのはじけたシーンの連続だっただけにこの急転には戸惑いました。ただ、もっと戸惑ったのは舞台が収容所に変わったにも関わらずグイドのテンションが全然落ちないところです。このテンションの高さだけでも憲兵に見つかったら撃ち殺されるのではないかと心配になりました。ただそのハイテンションの内容は前半とは違って、このような悲惨な状況下に置かれた息子に対する深い愛情を背景にした明るさでした。収容所の状況が深刻な分、そのあまりの明るさが見ていて非常に辛かったです。そんな中、衝撃的なシーンがいきなり訪れます。思わず、ヒッと声が出てしまいました。あと少しあと少しで全てが終わったのに。なんともやるせない思いでいっぱいになりました。エンドロールが流れるまで、実は...というオチを期待してしまいましたが、戦争にオチなどなく、そのまま終わります。これが現実の戦争なのですね。

それにしても作品の最初と最後でこんなにも雰囲気が一変してしまう作品というのもあまり記憶にありません。全く別の作品を観たかのようです。それだけグイドの存在が自身の中に深く焼き付いたということなのだと思います。

最後の語りで、これは息子のジョズエが語った父親の話であったことがわかります。当時はゲームの意味もかくれんぼの意味も全く分からなかった、というよりグイドが敢えて楽しいゲームをしていると最後まで献身の努力で演じ切ったからですが、大きくなって全てを知った時にジョズエは何を考え思ったのでしょうか。

戦争映画とも言えるようで言えないようで、当然にコメディでもない、ヒューマンドラマなのかというとまたちょっと違うような、今まで全く観たことのないような切り口の、そんな作品でした。
ライフ・イズ・ビューティフル、でも何だか切ないです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
  • コミカル
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