レビュー一覧に戻る
ペイバック

ペイバック

PAYBACK

101

uso********

3.0

メル、キャリアの分岐点

本数は減ったものの、今でも主演作や、監督作が公開されるメル・ギブソン。 彼のキャリアの中でも、確実に分岐点と言える作品がこれだろう。それを世間では「落ち目」という言い方をしたりするが、ちょっと違う。 アクション俳優としての可能性をある程度見限り、こののち、監督としても前例のないメガヒットを記録しているし、アクション以外のロマ・コメという畑違いのジャンルで、ナンバーワンヒットを記録している。アニメの声優にもチャレンジをしており、俳優としていろんな可能性を試していた時期がこのころ。その、アクションスターとしてのキャリアにくさびを打ち込んだ作品がこの映画で、それまでは絵空事の現実離れをしたヒーローを演じていたのが、人間臭い性格俳優のような役作りをするようになったのだ。ちょっとダークで、悪党の要素も半分含んだキャラクターを、シュアに演じている。やはり彼は俳優としてのスキルはズバ抜けているのだ。 原作のキャラクターはシリーズ化も視野に入れていたようだが、残念ながら単発で終わったよう。そして、相変わらず女性のキャラクターが弱い。まあ、でも映画としては一定の水準を満たしており、十分楽しめるレベルの作品だ。

閲覧数1,267