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バッファロー'66

バッファロー'66

BUFFALO '66

PG12118

mat********

5.0

ラブストーリーの傑作

公開時には観ていないので今回のリバイバルが初見。 ヴィンセント・ギャロが名を挙げた作品というだけあってめちゃめちゃおもしろかった。 ギャロが演じる主人公のビリーは刑務所を出たばかり。異常に短期で暴力的。 出所したばかりのビリーは両親に「妻を連れて帰る」と嘘をついたばかりにクリスチーナ・リッチ演ずるレイラという女の子を拉致し、妻を演じるよう脅迫する。 少しぽっちゃり体形のレイラがまたかわいい。体型も災いして恐らくこれまであまりモテたとは言えない女の子だけど、ビリーの妻を演じているうちにその気になってくる。 ボーリング場やプリクラのシーンではレイラの可愛さが爆発する。 ビリーの両親がこれまたどうしようもない。ビリーがこんな風になったのは家庭環境が原因だと簡単に分かる。 2人で安ホテルに泊まるシーンでは風呂に入るためにレイラは服を脱ぐが、カメラは胸すら見せない。必要ないからだ。 これが撮影された1999年、日本映画では相変わらず女優の裸を見せることで集客していた。情けない。日本の映画会社は今も、女優の裸を「サービス」だと考えている。国民性かも知れない。 この作品の顔ぶれが凄い。 ベン・ギャザラ、ロザンナ・アークエット、ジャン・マイケル・ヴィンセントなどなど。 最後まで飽きさせない愛の逃避行。こういう退廃的な物語に憧れる人は少なくないはず。自分もそう。だからギャロは株をあげたのだろう。傑作。

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