明らかに良作です。
- dd_***** さん
- 2013年1月1日 21時49分
- 閲覧数 698
- 役立ち度 4
- 総合評価
こんなところにまでネトウヨがいるとは思いませんでした。
ニュースのところで云々言うのは構いませんが、映画作品にまでケチをつけるのは止めていただきたいです。
日帝支配云々というレビューがありましたが、台詞で一言触れられてるだけです。
・・大体、終戦の3年後を描いているのに、植民地時代のことに一切言及しないほうがおかしいでしょう・・。
映画自体はとても良い出来です。
原作と比べることはできませんが、当時の朝鮮半島の混乱、思想に溺れてゆく人々など、リアルに且つ中立的に描けていたと思います。
監督が言いたかったのは、’思想を道具として扱わず、思想に’道具として’扱われる人間は、争いを生み、疑心暗鬼に溺れるだけであり、その後には死者累累、廃墟が残るだけだ’ということでしょう。
(読んでないですが)原作を忠実に再現するよりも、上のことを言いたくてこの映画を作ったのではないでしょうか。
そして、その争いの中にあって、朝鮮半島の伝統芸能(というか宗教)に救いを見いだした(見いだしたい)のでしょう。
それが台本に書かれた世迷い言、綺麗事ではなく、芯のある地に足の着いた言葉として重く響くのは、他でもなくこの監督自身が、思想闘争に翻弄された経験があるからでしょうか。
・・言わずもがな、アン・ソンギ、安定の名演技ですね!
(・・あと、この映画に対して反韓的なことを書き込むのは、監督のまさに非難しようとしている、’イデオロギーに道具として扱われている人間’というものを体現するということに他ならないのでは・・。第三者としては興味深いですが、いやはや。)
詳細評価
イメージワード
- 悲しい
このレビューは役に立ちましたか?