模倣
- ホラーマン さん
- 2019年9月24日 22時13分
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- 役立ち度 1
- 総合評価
ヒッチコックが関わらないと
こうも凡作に成るんだなと感心した。
同じカット割、カメラワーク、演出、
音入れ、全く同じ音楽、
を、使ってるけど、これは全く違う作品。
しかし、ヒッチコックのサイコが傑作すぎるから比べると劣りすぎるだけで、この時代のアメリカンホラーとしては良い出来だと思う。B+級って感じかなあ。
あとはキャスティングミスだな〜
ノーマン・ベイツはあんなふてぶてしい態度は取らない。
ノーマン役の役者の演技がノーマンじゃない。
サム役も出来そうな大男なんだもの。
これじゃ話が変わってしまう。
ノーマンは神経質そうで線が細くて優しい笑顔が出来る背の高い男じゃないと。
他の役者たちはわりと良かったのに。
そこが残念。
あと、冒頭にハエの音が入ってたのが気になった。ラストの"ハエ一匹も殺せない女"に繋げたかったの?謎。
てゆうかカラーで作ろうと思えば作れたのにあえてモノクロで作ったヒッチコックの「サイコ」を、わざわざカラーにしようとした試みがそもそも駄作を産む感覚だと気付かなかったのか甚だ疑問だ。
あとラストは精神科医の独説をちゃんと入れるべきだった。
要約してかなり淡白な説明にしか聞こえないのが勿体ない。
何故ヒッチコックのサイコがここまで傑作と呼ばれるか、が、悲しいかな浮き彫りになる作品だった。
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