人間ドラマをきちんと描いてる。
- big***** さん
- 2014年4月29日 0時56分
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たまたなんとなく聞いたことありました。
でも、監督がスティーブン・フリアーズとは知りませんでした。
彼の作品では、
「マイ・ビューティフル・ランドレッド」
「グリフターズ」
「危険な関係」
が好きなんです。
いずれも三角関係というか、人間関係の描写が濃密で、人間を基にしたドラマをきちんと描ける監督さんというイメージ。
サム・ペキンパーが映画化したかったって書いてありますけど、内容的にはフリアーズ監督ぴったりって印象でした。
今回は男の友情と絆が中心で、そういう意味ではペキンパー監督向きなのかなって思ったけど、そこに女が入ってきて、友情と恋愛の狭間で揺れ動く主人公の感情がうまく描かれていたと思います。
主人公の親友(ウッディ・ハレルソン)はちょっと乱暴なところあるけど、直情型で裏表なく、自分に正直に生きてて女はもちろん男も惚れる男。
だから主人公も最後の最後まで彼から離れることなかったんだなと納得。
同じ日に劇場でラッセル・クロウ主演の「ノア」を見て、大げさなコンピューターグラフィックとわざとらしいメロドラマっぽいストーリーにがっくりしてたところ、夜この映画を見て、やっぱり映画の基本は人間の感情の機微をきちんと描いてないとダメだなと改めて思った。
地味だけど秀作だと思います。
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