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酒とバラの日々

酒とバラの日々

DAYS OF WINE AND ROSES

117

shi********

5.0

恐ろしい映画です

導入部では時代感覚についていけない思いもあり少々疲れましたが、中版以降はいつのまにかドラマに吸い込まれていました。 最後の悲惨さが際立つ様に、あえて出だしはコメディかと思わせる創りにしてあるのかもしれませんね。 私は有名な作品だとは知っていたし、素敵な題名だなと長年思いつつ観る機会がありませんでしたが、これほどシリアスで厳しい内容とは知らずに観て衝撃を受けました。 結果として、元々は酒を飲まなかった妻の方が堕ちていく、それもあの童顔で爽やかなイメージの女優が演じているので悲惨さが際立ってします。これも監督の狙いだったのかもしれない。 それにしても、あの暗い夜の街に消えていった妻はどこまで堕ちていくのか?彼女を愛し、断酒にも成功した夫でさえ彼女を救えない悲しさ、幼い娘の顔さえ見ずに闇に堕ちていく女、観ている方が辛い、、、 考えさせられる映画は好みの傾向ではないのですが、単に暗い映画というのでもなく、久々に良く考えさせられた快作です。 酒をドラッグや脱法ハーブに置き換えれば現代に通じる内容です。

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